インヴィンシブルスピリット

和名:インヴィンシブルスピリット

英名:Invincible Spirit

1997年生

鹿毛

父:グリーンデザート

母:ラファ

母父:クリス

GⅠ競走勝ちは人気薄のスプリントCのみだが、種牡馬としては高い勝ち上がり率を武器に活躍し、2013~14年には大物競走馬も連続輩出

競走成績:2~5歳時に英仏愛で走り通算成績17戦7勝2着1回

誕生からデビュー前まで

愛国ナワラスタッドの生産馬で、サウジアラビアのファイサル・ビン・アブドラ王子(2015年1月に亡くなったサウジアラビアのアブドラ国王の第3王子)の所有馬となり、英国ジョン・ダンロップ調教師に預けられた。

競走生活(2・3歳時)

2歳7月にヘイドックパーク競馬場で行われた芝6ハロンの未勝利ステークスで、この年に主戦場を英国に移していた米国の名手ゲイリー・スティーヴンス騎手を鞍上にデビュー。単勝オッズ3.25倍の2番人気に推されたが、スタートで出遅れて最後方からの競馬となってしまい、外側を突いて追い上げてくる途中で左側によれるという何とも青いレースぶりで、トラブルマウンテンの1馬身3/4差3着に敗れた。

同月にはグッドウッド競馬場で行われた芝6ハロンの未勝利ステークスに出走。今回はリチャード・クィン騎手とのコンビで、単勝オッズ2.375倍の1番人気に支持された。今回は普通にスタートを切って道中は馬群の中団につけ、残り1ハロン地点で抜け出して、2着ブレイクザコードに1馬身半差で楽勝した。

次走は8月にリポン競馬場で行われたリステッド競走リポンチャンピオン2歳トロフィーS(T6F)となった。今回はマイケル・キネーン騎手を鞍上に、単勝オッズ1.83倍の1番人気に支持された。そして好位追走から残り1ハロン地点で堂々と突き抜けて、ゴール前でキネーン騎手が抑える余裕を見せながら、2着カサイルに1馬身半差で勝利した。

翌9月にはミドルパークS(英GⅠ・T6F)に出走。ミルリーフSなど4連勝中のプリモヴァレンティノ、ノーフォークS勝ち馬でモルニ賞2着のウォームハート、前走の愛フューチュリティSでジャイアンツコーズウェイの2着してきたブラームス(後のハリウッドダービー勝ち馬)などを抑えて、クィン騎手騎乗の本馬が単勝オッズ3倍の1番人気に支持された。しかし今回は道中で折り合いを欠いてしまい、残り1ハロン地点から伸びずに、プリモヴァレンティノの4馬身3/4差6着最下位に終わった。2歳時の成績は4戦2勝だった。

3歳時は上半期を完全休養に充て、9月にニューベリー競馬場で行われたリステッド競走ドバイデューティーフリーC(T7F64Y)で復帰した。これといった馬は出走していなかったが、長期休養明けが嫌われたのか、単勝オッズ8倍で9頭立ての5番人気止まりだった。主戦となるパット・エデリー騎手が騎乗する本馬は、後方馬群で脚を溜め、残り2ハロン地点で内側を突いて追い上げてきた。しかし進路が開かずに外側に持ち出すロスもあり、追い込みきれずに、ウォーニングフォードの2馬身3/4差4着に敗れた。

それでも休養明けの上に不利を受けたにしてはまずまずの結果だったためか、次走はチャレンジS(英GⅡ・T7F)となった。ダフニ賞・ギョームドルナノ賞・ロンポワン賞を勝ってきたカブールが単勝オッズ3.75倍の1番人気に推されており、本馬は単勝オッズ12倍の6番人気だった。レースでは最初から外側に持ち出すと、逃げるカブールを見るように先行した。しかし残り2ハロン地点からカブールもろとも失速。最後方からの追い込みで勝った単勝オッズ21倍の最低人気馬ラストリゾートから6馬身半差の6着に敗れた。3歳時はこの2戦のみで、未勝利に終わった。

競走生活(4歳時)

4歳時は5月のレスターシャーS(英GⅢ・T7F)から始動した。ドバイデューティーフリーCで本馬を破ったウォーニングフォードを除けば目立つ対戦相手はいなかったのだが、単勝オッズ9倍の4番人気に留まった。ここでも馬群の中団後方を進み、残り1ハロン地点から右側に切れ込みながら追い上げてきたが届かず、ウォーニングフォードの2馬身半差4着に敗れた。

次走は同月にグッドウッド競馬場で行われたエムリアル条件S(T6F)となった。ここでもジョエルS勝ち馬キアパークを除けばこれといった馬は出走しておらず、本馬が単勝オッズ2.75倍の1番人気に支持された。馬群の中団を進むと、外側に持ち出して不利を受けないようにして、残り2ハロン地点で仕掛けて残り1ハロン地点で先頭に立つという、本馬が目指す理想的な競馬が今回は出来、最後は馬なりのまま2着キアパークに3/4馬身差で勝利した。

次走は翌6月のコーク&オラリーS(英GⅡ・T6F)となった。モートリー賞勝ち馬スリーポインツが単勝オッズ7倍の1番人気、本馬と同じく3歳時は未勝利に終わっていたプリモヴァレンティノが単勝オッズ9倍の2番人気、本馬は単勝オッズ11倍で21頭立ての3番人気に推された。直線コースの多頭数のため、道中は馬群が3つに分かれたが、本馬のその真ん中馬群につけて先行した。しかし残り1ハロン地点で失速し、ハーモニックウェイの7馬身1/4差9着に敗れた。

20着に沈んだプリモヴァレンティノは次走のジュライCでモーツァルトの17着に敗れて引退したが、本馬はさすがにジュライCには進まず、ニューベリー競馬場で行われたリステッド競走ハックウッドS(T6F8Y)に向かった。単勝オッズ4倍の1番人気に支持された本馬は、道中は後方を進み、残り2ハロン地点で仕掛けて追い込んできた。残り1ハロン地点で大きく右側によれる場面があったが、それでも2着ムガーレブに1馬身半差で勝利した。

次走は8月に仏国ドーヴィル競馬場で行われるモートリー賞(仏GⅢ・T1200m)となった。単勝オッズ6倍の3番人気での出走となった本馬は、道中は馬群の内側でじっと我慢し、残り200m地点で2番手まで上がってきた。しかし既に単勝オッズ3.6倍の1番人気馬ドゥザオーナーズが抜け出しており、届かなかった本馬は3馬身差の2着に敗れた。

すると今度は愛国に向かい、カラー競馬場でボーランドS(愛GⅢ・T6F)に出走した。リステッド競走アサシSを勝った以外には愛1000ギニー9着くらいしか目立つ戦績がないクールクラリティという牝馬が単勝オッズ2.875倍の1番人気に支持されており、本馬が単勝オッズ3.5倍の2番人気となった。ここでは先頭からあまり離されていない馬群の好位を進み、残り1ハロン地点4番手から前との差を縮めにかかった。そしてゴール直前で先頭に立ち、2着トロカに短頭差で勝利した。4歳時はこれが最後のレースで、この年の成績は6戦3勝だった。

競走生活(5歳時)

5歳時は4月にニューマーケット競馬場で行われたリステッド競走アバーナントS(T6F)から始動した。ここでは、前走のクエール条件Sで1・2着してきたリールバディとコンティネントの2頭が主要な対戦相手だった。リールバディもコンティネントも過去の実績的には本馬と大差なかったが、前者は後のサセックスS勝ち馬、後者は後のジュライC・アベイドロンシャン賞勝ち馬と、本馬も含めて3頭全てがGⅠ競走勝ち馬まで出世する素質と将来性を有していた。既にグループ競走勝ちがあった分だけ本馬の斤量が他2頭より6ポンド多く、コンティネントが単勝オッズ3.25倍の1番人気、本馬が単勝オッズ5.5倍の2番人気、リールバディが単勝オッズ6倍の3番人気という人気順となった。レースはリールバディが先行して、本馬とコンティネントが中団でそれを追う展開となった。しかし本馬がもたもたしている間に、残り1ハロン地点で先行馬群を割って抜け出したリールバディにコンティネントが並びかけていった。そしてリールバディがコンティネントを首差抑えて勝ち、本馬はコンティネントからさらに1馬身3/4差、3着ニードウッドブレイドから半馬身差の4着に敗れた。

次走のデュークオブヨークS(英GⅢ・T5F)にも、リールバディとコンティネントが出走してきた。さらに今回は愛スプリントSを勝っていたバハミアンパイレートという馬も出走しており、これまた後にナンソープSを勝ってGⅠ競走勝ち馬に出世する実力を有していた。斤量は本馬とバハミアンパイレートがトップハンデの131ポンドで、リールバディとコンティネントは共に127ポンドだったのだが、エデリー騎手に代わってキネーン騎手が手綱を取る本馬が単勝オッズ4倍の1番人気に支持され、単勝オッズ6.5倍のリールバディ、単勝オッズ7倍のコンティネント、単勝オッズ10倍のバハミアンパイレートと人気が続いた。レースはリールバディと本馬が先行して、コンティネントとバハミアンパイレートが中団を進む展開となった。しかし本馬を除く有力馬3頭は揃ってこのレースでは伸びを欠き、本馬がゴール前の半ハロン過ぎで先頭に立った。そこへ前年のハックウッドSで本馬の2着だったムガーレブが追いすがってきたが、本馬が首差抑えて勝利。リールバディは6着、コンティネントは8着、バハミアンパイレートは10着と振るわなかった。

次走のテンプルS(英GⅡ・T5F6Y)ではリールバディが不在となったが、コンティネントとバハミアンパイレートは参戦してきた。他の出走馬にはパレスハウスSを勝ってきたカイラチー、ゴールデネパイチェ・モートリー賞勝ち馬ヴィジョンオブナイト、前走デュークオブヨークSで5着ながら本馬との差は1馬身1/4差だったミスラーなどがおり、このうちカイラチーはこれまた後にナンソープSを勝ってGⅠ競走勝ち馬となる素質馬だった。エデリー騎手が鞍上に戻ってきた本馬とミスラーが並んで単勝オッズ5倍の1番人気、カイラチーが単勝オッズ5.5倍の3番人気で、バハミアンパイレートは単勝オッズ10倍の6番人気、コンティネントは単勝オッズ15倍の8番人気になっていた。レースは本馬とコンティネントが先行、カイラチーは中団、バハミアンパイレートは最後方からという位置取りとなった。しかしこの中でゴールまでしっかりと脚を伸ばしたのはカイラチーだけであり、本馬を含む他の3頭は揃って凡走。2着ヴィジョンオブナイトに4馬身差をつけて圧勝したカイラチーの前に、本馬はさらに半馬身差の5着、バハミアンパイレートは8着、コンティネントは11着最下位に終わった。

次走のゴールデンジュビリーS(英GⅠ・T6F)では、コンティネント、ヴィジョンオブナイト、前走4着のミスラー、本馬が9着に惨敗した前年のコーク&オラリーSで2着だったスリーポインツ、ムガーレブといった既対戦馬の他に、前年に愛フェニックスS・モルニ賞・ミドルパークS・BCジュヴェナイルと4か国でGⅠ競走を勝利してカルティエ賞とエクリプス賞の両方で最優秀2歳牡馬を受賞したヨハネスブルグ、ジョエルSを勝っていたデインハースト、ラジオノーフォーク条件Sを勝ってきたマルハブなどが対戦相手となった。前走ケンタッキーダービー8着惨敗からの巻き返しを狙うヨハネスブルグが単勝オッズ4倍の1番人気、コーク&オラリーSの後にモーリスドギース賞で2着していたスリーポインツが単勝オッズ5倍の2番人気、リステッド競走を2連勝してきたデインハーストが単勝オッズ7.5倍の3番人気、コンティネントが単勝オッズ9倍の4番人気、キーレン・ファロン騎手が騎乗する本馬が単勝オッズ11倍の5番人気となった。しかしスタートで躓いた拍子に鞍上のファロン騎手が足をかけるべき鐙が外れてしまった時点で、今回の本馬のレースは事実上終わってしまった。それでも先行して残り2ハロン地点で仕掛けて粘ろうとしたが、残り1ハロン地点で失速。同じように先行しながらすんなりと抜け出して押し切った単勝オッズ17倍の9番人気馬マルハブから5馬身1/4差の6着に敗れた。ちなみに上位人気勢は、デインハーストの2着が最高で、スリーポインツが3着、コンティネントが5着、そして9着に終わったヨハネスブルグはそのまま現役引退となった。

次走のスプリントC(英GⅠ・T6F)では、今年に入って本馬が出たレース全てに姿を見せているコンティネントや、マルハブ、デインハースト、スリーポインツ、バハミアンパイレートに加えて、ダイオメドS・レノックスS勝ち馬でモーリスドギース賞3着のナイール、仏2000ギニー・コヴェントリーSの勝ち馬でデューハーストS・クリテリウム国際・セントジェームズパレスSと3度のGⅠ競走2着があったランドシーア、前年のフォレ賞勝ち馬マウントアブ、モーリスドギース賞を勝ってきたメイボール、阪神牝馬Sの勝ち馬で、前走モーリスドギース賞で2着してきた日本調教馬エアトゥーレ達が参戦してきた。かなりの混戦模様だったが、ナイールが単勝オッズ5.5倍の1番人気に押し出され、前々走ジュライCでバハミアンパイレートを2着に破ってGⅠ競走勝ち馬となり、前走ナンソープSではカイラチーの4着だったコンティネントが単勝オッズ6倍の2番人気、マルハブが単勝オッズ6.5倍の3番人気、ランドシーアが単勝オッズ7倍の4番人気、デインハーストが単勝オッズ9倍の5番人気、スリーポインツ、バハミアンパイレート、エアトゥーレの3頭が並んで単勝オッズ13倍の6番人気、マウントアブが単勝オッズ15倍の9番人気、メイボールが単勝オッズ17倍の10番人気で、ここでやっと名前が出てきた本馬が単勝オッズ26倍の11番人気だった。

過去に本馬に乗ってきた騎手は全員都合がつかなかったため、本馬にはジョン・キャロル騎手が騎乗した。スタートが切られると武豊騎手騎乗のエアトゥーレが先頭に立ち、マルハブや本馬などがそれを追って先行、ナイールやランドシーアは馬群の中団、スタートで出遅れたコンティネントは後方からレースを進めた。マルハブがレース中盤で先頭に立ってそのまま押し切ろうとしたが、残り2ハロン地点で仕掛けた本馬が残り1ハロン地点でそれに並びかけ、激しい叩き合いを僅か短頭差だけ制して優勝。人気薄の馬ばかりがGⅠ競走を勝つという、この年の欧州短距離路線に混戦ぶりを象徴するレースとなった。本馬はこのレースを最後に5歳時5戦2勝の成績で現役を引退した。

なお、この年のカルティエ賞最優秀短距離馬の座は、6着だったスプリントCの次走アベイドロンシャン賞でGⅠ競走2勝目を挙げたコンティネントがこの年13戦2勝の成績ながら受賞している。

血統

Green Desert Danzig Northern Dancer Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
Pas de Nom Admiral's Voyage Crafty Admiral
Olympia Lou
Petitioner Petition
Steady Aim
Foreign Courier Sir Ivor Sir Gaylord Turn-to
Somethingroyal
Attica Mr. Trouble
Athenia
Courtly Dee Never Bend Nasrullah
Lalun
Tulle War Admiral
Judy-Rae
Rafha Kris Sharpen Up エタン Native Dancer
Mixed Marriage
Rocchetta Rockefella
Chambiges
Doubly Sure Reliance Tantieme
Relance
Soft Angels Crepello
Sweet Angel
Eljazzi アーティアス Round Table Princequillo
Knight's Daughter
Stylish Pattern My Babu
Sunset Gun
Border Bounty バウンティアス Rockefella
Marie Elizabeth
B Flat Chanteur
Ardeen

グリーンデザートは当馬の項を参照。

母ラファは、現役時代7戦5勝2着2回、仏オークス(仏GⅠ)やメイヒルS(英GⅢ)を勝った名牝。本馬の他に、半兄のサディアン(父シャーリーハイツ)【ジョンポーターS(英GⅢ)・オーモンドS(英GⅢ)】、半妹のアクツオブグレイス(父バーリ)【プリンセスロイヤルS(英GⅢ)】を産んでいる。また、本馬の半妹マッサーラ(父デインヒル)の子にはナヤーラ【伊グランクリテリウム(伊GⅠ)】とワンダーフリー【シルバーフラッシュS(愛GⅢ)】がいる。ラファの半妹チェンマイ(父サドラーズウェルズ)【ブランドフォードS(愛GⅢ)】の子にはチャイニーズホワイト【プリティポリーS(愛GⅠ)・ブランドフォードS(愛GⅡ)・ダンスデザインS(愛GⅢ)】がいる。全体的に短距離色の強い牝系であり、ラファの従兄弟であるアセッサー【ロワイヤルオーク賞(仏GⅠ)・カドラン賞(仏GⅠ)】は例外。ラファの伯父には名馬エラマナムーを出して英愛首位種牡馬に輝いたピットカーンがいる。→牝系:F7号族①

母父クリスは当馬の項を参照。

競走馬引退後

競走馬を引退した本馬は愛国ナショナルスタッドで種牡馬入りし、豪州にもシャトルされた。2006年にデビューした初年度産駒(94頭)中の勝ち上がり頭数が当時の世界記録である35頭(エンドスウィープ、ファスリエフの34頭を更新)となり、この年の英愛新種牡馬ランキングで1位となった。2年目産駒からは仏ダービー馬ロウマンを輩出。仕上がりの早さと高い勝ち上がり率、コンスタントな一流馬の輩出を武器に、人気種牡馬の地位を確立していった。種付け料も最盛期には7万5千ユーロにまで上昇した(2014年現在は7万ユーロ)。

2010年には2歳馬の勝ち上がり頭数が42頭を記録し、2008年のチャペルロイヤルと、2009年のチャペルロイヤルとワイルドキャットエアが記録した39頭を更新して欧米の最多記録を樹立している(ちなみに世界記録は2004年に日本のサンデーサイレンスが記録した51頭)。なお、米ブラッドホース誌は当初本馬の記録を北半球記録(又は世界記録)として報道したが、それから2週間後の2011年1月にサンデーサイレンスのほうが上だった事が判明したとして訂正記事が掲載された。

2013年にはモーリスドギース賞を3連覇した牝駒ムーンライトクラウドがカルティエ賞最優秀古馬を受賞。翌2014年にはマイルGⅠ競走を4連勝したキングマンがカルティエ賞年度代表馬及び最優秀3歳牡馬を受賞、同年にはチャームスピリットがGⅠ競走を3勝してキングマンとカルティエ賞のタイトル争いを演じるなど、続けて大物競走馬を輩出し、今やすっかり愛ナショナルスタッドのエース種牡馬となっている。

主な産駒一覧

生年

産駒名

勝ち鞍

2004

Captain Marvelous

クリテリウムドメゾンラフィット(仏GⅡ)

2004

Conquest

ジムクラックS(英GⅡ)・ベンゴーフS(英GⅢ)・スチュワーズC

2004

Lawman

仏ダービー(仏GⅠ)・ジャンプラ賞(仏GⅠ)・ギシュ賞(仏GⅢ)

2005

Age of Chivalry

バリーオーガンS(愛GⅢ)

2005

Allied Powers

シャンティ大賞(仏GⅡ)・エドヴィル賞(仏GⅢ)2回

2005

Campfire Glow

デビュータントS(愛GⅡ)

2005

Fleeting Spirit

ジュライC(英GⅠ)・フライングチルダースS(英GⅡ)・テンプルS(英GⅡ)・モールコームS(英GⅢ)

2005

Invincible Ash

サファイアS(愛GⅢ)

2005

Kargali

グラッドネスS(愛GⅢ)

2006

Glamorous Spirit

サファイアS(愛GⅢ)

2006

Madame Trop Vite

フライングチルダースS(英GⅡ)

2006

Sophie's Spirit

ヘラルドサンS(豪GⅢ)

2007

Beyond Desire

サンジョルジュ賞(仏GⅢ)

2007

Charming Woman

テュディニ賞(伊GⅢ)

2007

Our Jonathan

クリテリウムドメゾンラフィット(仏GⅡ)・ジョエルS(英GⅢ)

2007

Spirit Song

サンラインS(豪GⅡ)2回・シュウェッパーヴェッセンストロフィー(豪GⅢ)

2007

Vale of York

BCジュヴェナイル(米GⅠ)

2007

Yosei

サイアーズプロデュースS(豪GⅠ)・MRC1000ギニー(豪GⅠ)・QTCウインターS(豪GⅠ)

2008

Anam Allta

コンコルドS(愛GⅢ)

2008

Hooray

チェヴァリーパークS(英GⅠ)・ロウザーS(英GⅡ)・サイレニアS(英GⅢ)

2008

Mayson

ジュライC(英GⅠ)・パレスハウスS(英GⅢ)

2008

Moonlight Cloud

モーリスドギース賞(仏GⅠ)3回・ムーランドロンシャン賞(仏GⅠ)・ジャックルマロワ賞(仏GⅠ)・フォレ賞(仏GⅠ)・インプルーデンス賞(仏GⅢ)・ポルトマイヨ賞(仏GⅢ)2回・パレロワイヤル賞(仏GⅢ)

2008

Russian Soul

ルネサンスS(愛GⅢ)・アルシンダガスプリント(首GⅢ)

2008

Spirit Quartz

グロシェーヌ賞(仏GⅡ)・テュディニ賞(伊GⅢ)

2008

Zebedee

フライングチルダースS(英GⅡ)・モールコームS(英GⅢ)

2009

Lockwood

リゾランジス賞(仏GⅢ)・スプリームS(英GⅢ)

2009

Speaking of Which

モンマスS(米GⅡ)・ガリニュールS(愛GⅢ)・トロピカルターフH(米GⅢ)

2009

Swiss Spirit

ドバイ国際空港ワールドトロフィー(英GⅢ)

2009

Tickled Pink

アバーナントS(英GⅢ)・コーラルチャージスプリントS(英GⅢ)

2010

Muthmir

グロシェーヌ賞(仏GⅡ)・キングジョージS(英GⅡ)

2010

Rawaaq

レパーズタウン1000ギニートライアルS(愛GⅢ)

2010

Rosdhu Queen

チェヴァリーパークS(英GⅠ)・ロウザーS(英GⅡ)

2010

Tawhid

ホーリスヒルS(英GⅢ)

2011

Cable Bay

チャレンジS(英GⅡ)・タイムフォームジュライS(英GⅢ)

2011

Charm Spirit

ジャンプラ賞(仏GⅠ)・ムーランドロンシャン賞(仏GⅠ)・クイーンエリザベスⅡ世S(英GⅠ)・ジェベル賞(仏GⅢ)・ポールドゥムサック賞(仏GⅢ)

2011

Kingman

愛2000ギニー(愛GⅠ)・セントジェームズパレスS(英GⅠ)・サセックスS(英GⅠ)・ジャックルマロワ賞(仏GⅠ)・ソラリオS(英GⅢ)・グリーナムS(英GⅢ)

2011

Signs of Blessing

ゴールデネパイチェ(独GⅢ)

2012

Alea Iacta

トーマブリョン賞(仏GⅢ)

2012

Citron Spirit

ツークンフツレネン(独GⅢ)

2012

High Celebrity

アランベール賞(仏GⅢ)

2012

Impassable

サンドランガン賞(仏GⅡ)・ダニエルウィルデンシュタイン賞(仏GⅡ)

2012

Local Time

オーソーシャープS(英GⅢ)・UAEオークス(首GⅢ)・イスタンブールトロフィー(土GⅢ)

2012

Territories

ジャンプラ賞(仏GⅠ)・フォンテーヌブロー賞(仏GⅢ)

2013

Ajaya

ジムクラックS(英GⅡ)

2013

Shalaa

モルニ賞(仏GⅠ)・ミドルパークS(英GⅠ)・ジュライS(英GⅡ)・リッチモンドS(英GⅡ)

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