ハートレイク

和名:ハートレイク

英名:Heart Lake

1991年生

栗毛

父:ヌレイエフ

母:マイダーリングワン

母父:エクスクルシヴネイティヴ

海外馬として初めて安田記念を制したゴドルフィンの刺客は馬場適性が認められて日本で種牡馬入りするも早世する

競走成績:3~5歳時に愛香首日英で走り通算成績17戦6勝2着3回3着1回

誕生からデビュー前まで

ドバイのシェイク・モハメド殿下により生産・所有された英国産馬で、愛国ジョン・オックス調教師に預けられた。馬体重は1100ポンド以上の巨漢馬で、そのため仕上がりが遅れて3歳5月にようやくデビューを迎えた。

競走生活(3歳時)

初戦となったゴウランパーク競馬場芝7ハロンの未勝利戦では、マイケル・キネーン騎手を鞍上に、単勝オッズ1.73倍という断然の1番人気に支持された。そして2着となった単勝オッズ6.5倍の3番人気馬ハムセに2馬身半差をつけて快勝した。

翌6月にレパーズタウン競馬場で出走したリステッド競走バリコーラスS(T7F)でもキネーン騎手とコンビを組んだ。本馬が単勝オッズ2.75倍の1番人気、レイルウェイS2着馬クライグリーンが単勝オッズ3.5倍の2番人気、後の愛2000ギニー2着馬ガイデッドツアーが単勝オッズ4倍の3番人気となった。レースでは単勝オッズ6倍の4番人気だった5歳馬ワンダリングソーツが逃げを打ち、本馬は馬群のちょうど中団につけた。そして直線入り口で後続との差を一気に広げたワンダリングソーツを直線で追撃するも、3/4馬身及ばず2着に敗れた。

それから11日後には、ゴウランパーク競馬場で行われたクールモア競走なる芝8ハロンのレースに出走した。ここでもキネーン騎手とコンビを組んだ本馬が単勝オッズ1.57倍の1番人気に支持された。そして人気に応えて、2着となった単勝オッズ9倍の最低人気馬サンディデザートに3馬身差で快勝した。

その後は前走から僅か6日後のクリテリオンS(英GⅢ・T7F)に出走した。ヨーロピアンフリーH・ダイオメドSなど3連勝中のブルーグラスプリンスが単勝オッズ2.875倍の1番人気で、レイ・コクレーン騎手騎乗の本馬が単勝オッズ5倍の2番人気となった。レースはブルーグラスプリンスが逃げて、本馬が中団を進む展開となった。しかし本馬は残り1ハロン地点からの伸びが悪く、先行して勝った単勝オッズ7倍の最低人気馬ヒルホッパーから2馬身1/4差の4着に敗れた。

翌7月に出走したコンコルドS(愛GⅢ・T7F)では、ジョニー・ムルタ騎手とコンビを組み、単勝オッズ4倍の2番人気となった。そして単勝オッズ3.5倍の1番人気馬ユーロリンクサンダーが馬群に沈むのを尻目に、2着となった単勝オッズ4.5倍の3番人気馬アンユージュアルヒートに1馬身半差をつけて快勝した。

翌8月のデズモンドS(愛GⅢ・T8F)でもムルタ騎手を鞍上に出走した。ヴィンテージSの勝ち馬で愛ナショナルS2着のマルーフ(翌月のクイーンエリザベスⅡ世Sを最低人気で勝っている)、仏2000ギニー2着・英2000ギニー3着のビンアジワード、ワンダリングソーツなどが対戦相手となった。マルーフが単勝オッズ3.25倍の1番人気、ビンアジワードが単勝オッズ4.5倍の2番人気、本馬が単勝オッズ7倍の3番人気となった。レースでは2位入線のビンアジワードを半馬身抑えて先頭でゴールしたが、他馬の進路を妨害したと判定され、降着どころか失格という厳しい処分が課せられた。

それからしばらくして本馬はゴドルフィンの所属馬となり、ドバイのサイード・ビン・スルール厩舎に転厩となった。

そして前走から4か月後の香港国際ボウル(香GⅢ・T1400m)に、ランフランコ・デットーリ騎手騎乗で出走して、単勝オッズ4.2倍の1番人気に支持された。しかし勝ったのは、デズモンドSで本馬に後れを取る3位入線(2着に繰り上がり)の後にキヴトンパークSとスプリームSを連勝するなど順調に成績を伸ばしていた単勝オッズ5.6倍の3番人気馬ソヴィエトライン(翌年からロッキンジSを2連覇)で、米国から参戦してきたジャイプールH・オーシャンポートH・ケルソHの勝ち馬ニジンスキーズゴールドが1馬身3/4差の2着に入り、本馬はニジンスキーズゴールドからさらに頭差の3着に敗れた。しかし、前年の同競走を勝っていた単勝オッズ5.2倍の2番人気馬ウイニングパートナーズ(6着)、日本から参戦していた阪急杯・札幌スプリントSの勝ち馬ゴールドマウンテン(8着)には先着した。3歳時の成績は7戦3勝だった。

競走生活(4歳時)

4歳時は元日に地元ドバイのナドアルシバ競馬場で行われたダート1600mの一般競走から始動。ジョン・キャロル騎手を鞍上に、2着ワファヤトに4馬身差をつけて楽勝すると、その後は日本の安田記念を目標に調整された。

そして4月に来日して、まずは前哨戦の京王杯スプリングC(日GⅡ・T1400m)に出走した。ここでは武豊騎手を鞍上に迎えた。対戦相手は、ニュージーランドトロフィー四歳S・平安S・マーチS勝ちと芝ダート不問の活躍を見せていたトーヨーリファール、前走マイラーズCを勝ってきたビッグショウリ、そのマイラーズCで4着だったマチカネジンダイコ、中日スポーツ賞四歳Sの勝ち馬でマイラーズC2着のイナズマタカオー、根岸Sを勝ち皐月賞・マイルCSで3着していた前年の中央競馬最優秀ダート馬フジノマッケンオー、前年の安田記念でノースフライトの2着に突っ込んできたトーワダーリン、産経大阪杯で2着してきた前年の宝塚記念3着馬ダンシングサーパス、7連敗中と勝ち星に見放されていた一昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬ホクトベガ、ダービー卿チャレンジトロフィーで3着してきたビコーアルファーといった日本馬勢と、伊1000ギニー馬エリンバード(優駿牝馬勝ち馬エリンコートの母)、本馬と同厩のロッキンジS・クレイヴンSの勝ち馬エンペラージョーンズ、モハメド殿下の兄シェイク・ハムダン殿下が送り込んできたチャールズⅡ世Sの勝ち馬ドゥマーニといった海外馬勢だった。トーヨーリファールが単勝オッズ5倍の1番人気、ビッグショウリが単勝オッズ6倍の2番人気、マチカネジンダイコが単勝オッズ8.5倍の3番人気で、本馬は単勝オッズ9.2倍の4番人気だった。ところがレースでは単勝オッズ56.9倍の17番人気だったドゥマーニが先行してそのまま押し切って勝ってしまい、馬群の中団を進んだ本馬は直線で追い上げるも、ドゥマーニから1馬身半差の5着に敗れた。

本番の安田記念(日GⅠ・T1600m)でも、引き続き武豊騎手とコンビを組んだ。中山記念・京王杯オータムH・アメリカジョッキークラブCの勝ち馬サクラチトセオー、前年に天皇賞秋・産経大阪杯・京阪杯・毎日王冠と重賞4勝を挙げて中央競馬最優秀父内国産馬に選ばれていたネーハイシーザー、オープン特別の谷川岳Sを勝ってきたタイキブリザード、ダービー卿チャレンジトロフィーを勝ってきたオギティファニー、京成杯の勝ち馬で前年のスプリンターズS2着のビコーペガサスといった新規対戦組と、前走の思わぬ勝利で急遽参戦してきたドゥマーニ、前走2着のビコーアルファー、同3着のホクトベガ、同4着のエンペラージョーンズ、同6着のダンシングサーパス、同7着のマチカネジンダイコ、同8着のトーヨーリファール、同13着のエリンバード、同16着のイナズマタカオーといった京王杯スプリングC組が対戦相手となった。サクラチトセオーが単勝オッズ3.3倍の1番人気、ネーハイシーザーが単勝オッズ6.8倍の2番人気、ホクトベガが単勝オッズ10.1倍の3番人気、本馬が単勝オッズ10.3倍の4番人気となった。

スタートからビコーアルファーが逃げて、オギティファニーやタイキブリザードがそれを追って先行。本馬は馬群の中団内側につけ、いつもの加速力が見られないネーハイシーザーは馬群の中団後方、サクラチトセオーは最後方からの追い込み勝負に出た。そのままの状態で直線に入ったが、本馬の目の前には先行馬群が壁になっていた。しかし1頭分だけの隙間が出来たため、武豊騎手はそこを突いた。そして馬群を突き抜けて先頭に踊り出たところに、直後からタイキブリザード、大外からサクラチトセオーが襲い掛かってきた。しかし最後はサクラチトセオーの追撃を鼻差抑えて優勝。安田記念が国際競走となって以降では初の海外馬による勝利となった。鞍上武豊騎手の好騎乗が光る結果でもあった。

その後は英国に渡り、ジュライC(英GⅠ・T6F)に参戦した。前走コーク&オラリーSで2着に敗れるまではモートリー賞・ダイアデムS・デュークオブヨークSなど4連勝中だったレイクコニストン、前年の同競走とデュークオブヨークS・コーク&オラリーSを勝っていたオウイントン、ジャージーSなど4連勝中のセルゲーエフ、前年のナンソープSと前走のキングズスタンドSを勝っていたピッコロ、次走のナンソープSを勝ち暮れのスプリンターズSで3着するコーク&オラリーSの勝ち馬ソーファクチュアルといったスピード自慢達が対戦相手となった。レイクコニストンが単勝オッズ2.625倍の1番人気、連覇を狙うオウイントンが単勝オッズ5倍の2番人気、セルゲーエフが単勝オッズ6倍の3番人気、ピッコロが単勝オッズ8倍の4番人気で、デットーリ騎手が騎乗する本馬は単勝オッズ8.5倍の5番人気だった。スタートが切られるとすぐにレイクコニストンが先頭に立ち、本馬もそれを追って先行した。しかし残り2ハロン地点から大失速。勝ったレイクコニストンから22馬身差、8着セルゲーエフからも10馬身差をつけられた9着最下位に終わった。4歳時はこれが最後のレースで、この年の成績は4戦2勝となった。

競走生活(5歳時)

その後は半年間の休養を経て、翌5歳時は地元ドバイのアブダビ競馬場で仕切り直しのスタートを切った。初戦となった1月のプレジデンツCプレップ(T1400m)では、キャロル騎手とコンビを組んだ。しかしここでは、大種牡馬ミスタープロスペクターと1987年のエクリプス賞最優秀2歳牝馬エピトムの間に産まれた良血馬で、前年のUAE最優秀短距離馬に選ばれていたファルタートに敗れて、1馬身半差の2着だった。

次走のプレジデンツC(T1400m)でもキャロル騎手とコンビを組んだ。ここでは、3着ファルタートには2馬身先着したが、ディフィデントの短頭差2着と惜敗した。

ナドアルシバ競馬場に場所を移して出走したナドアルシバマイル(D1600m)ではデットーリ騎手とコンビを組んだが、牝馬テレシコワの5馬身差4着に敗れた。

その後は再び安田記念を目指して来日して、やはり前哨戦の京王杯スプリングC(日GⅡ・T1400m)に出走した。しかし空輸トラブルがあって香港で足止めとなるなど到着に50時間以上かかってしまい、しかも直前に熱発と、臨戦過程は最悪に近い状態だった。さらに4連敗中という事もあって、単勝オッズ12.1倍の5番人気止まりだった。対戦相手は、前年の安田記念3着後に宝塚記念・有馬記念2着など好走を続けて前走の産経大阪杯でようやく重賞初勝利を挙げたタイキブリザード、マイルCS・東京新聞杯など3連勝中の浦和競馬出身馬トロットサンダー、復活が期待されていた一昨年の中央競馬最優秀三歳牝馬ヤマニンパラダイス、前走プロキオンSで復活勝利を挙げたラジオたんぱ杯三歳S・シンザン記念・NHK杯の勝ち馬ナムラコクオー、前年の同競走9着後に安田記念を回避していた前走プロキオンS2着のビッグショウリ、弥生賞の勝ち馬サクラエイコウオー、ロンポワン賞の勝ち馬でムーランドロンシャン賞2着・仏1000ギニー・ジャックルマロワ賞3着の仏国調教馬シャンクシーなどだった。本馬の鞍上は3度目のコンビとなる武豊騎手だった。タイキブリザードが単勝オッズ3倍の1番人気、トロットサンダーが単勝オッズ3.3倍の2番人気、ヤマニンパラダイスが単勝オッズ6.6倍の3番人気、ナムラコクオーが単勝オッズ10.4倍の4番人気だった。

レースではエイシンミズリーが逃げを打ち、本馬はタイキブリザードと共に馬群の中団につけた。そして8番手で直線に入ると、タイキブリザードと共に抜け出した。そこへ最後方からトロットサンダーが追い込んできて、3頭による勝負となったが、本馬が2着タイキブリザードに半馬身差、3着トロットサンダーにはさらに頭差をつけて勝利。改めて日本の馬場適性を見せつけた。

本番の安田記念(日GⅠ・T1600m)でも武豊騎手が騎乗した。対戦相手は、前走2着のタイキブリザード、同3着のトロットサンダー、同6着のヤマニンパラダイス、同7着のシャンクシーといった京王杯スプリングC組の他に、阪神三歳牝馬S・エリザベス女王杯・クイーンC・クリスタルC・ニュージーランドトロフィー四歳S・クイーンS・ローズS・オールカマー・京都大賞典と重賞9勝を挙げて有馬記念・ジャパンCでも2着していた現役最強牝馬ヒシアマゾン、シルクロードS・高松宮杯を連勝してきたフラワーパーク、前年の皐月賞馬で東京優駿・天皇賞秋2着のジェニュイン、前走の京阪杯で久々の勝利を挙げた前年の優駿牝馬の勝ち馬ダンスパートナー、前年の安田記念4着後にセントウルSを勝ちスプリンターズSと高松宮杯で2着してきたビコーペガサス、前走のNHKマイルCで3着してきたシンザン記念の勝ち馬ゼネラリスト、前年のスプリンターズSとスワンSを勝って中央競馬最優秀短距離馬に選ばれていたヒシアケボノなどだった。マイル戦では7戦無敗を誇っていたトロットサンダーが単勝オッズ3.4倍の1番人気、本馬が単勝オッズ5.7倍の2番人気、タイキブリザードが同じ単勝オッズ5.7倍ながら僅差の3番人気、前年の有馬記念5着以来の実戦となるヒシアマゾンが単勝オッズ9.8倍の4番人気となった。

スタートが切られると、実績の割には人気薄だった単勝オッズ31倍の12番人気馬ヒシアケボノが先頭に立ってレースを支配した。タイキブリザードは好位につけ、トロットサンダーは後方待機策を採った。一方の本馬は行き脚が悪く、前走以上に後方の位置取りで、トロットサンダーより後ろの後方2番手を走っていた。そして直線で大外に持ち出して追い込んできたが、逃げ粘るヒシアケボノをタイキブリザードが捕らえたところをトロットサンダーが際どく差し切る名勝負から4馬身差の12着に敗れた。

その後は英国に移動して、サセックスS(英GⅠ・T8F)に出走した。クイーンアンSを勝ってきたセントジェームズパレスS・ロッキンジS2着馬チャーンウッドフォレスト、プリンスオブウェールズSを勝ってきたファーストアイランド、セントジェームズパレスS3着馬ソービータワー、愛1000ギニーの勝ち馬で英1000ギニー2着のマティヤ、翌年の同競走を勝つアリロイヤル、デューハーストS・英シャンペンS・ヴィンテージS・ソラリオSを勝っていた前年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬アルハースなどが参戦しており、ジョン・リード騎手が騎乗する本馬は単勝オッズ41倍で10頭立ての最低人気。レースでも終始後方のままで、勝った単勝オッズ6倍の2番人気馬ファーストアイランドから19馬身半も離された9着に大敗。このレースを最後に、5歳時6戦1勝の成績で競走馬引退となった。

血統

Nureyev Northern Dancer Nearctic Nearco Pharos
Nogara
Lady Angela Hyperion
Sister Sarah
Natalma Native Dancer Polynesian
Geisha
Almahmoud Mahmoud
Arbitrator
Special Forli Aristophanes Hyperion
Commotion
Trevisa Advocate
Veneta
Thong Nantallah Nasrullah
Shimmer
Rough Shod Gold Bridge
Dalmary
My Darling One Exclusive Native Raise a Native Native Dancer Polynesian
Geisha
Raise You Case Ace
Lady Glory
Exclusive Shut Out Equipoise
Goose Egg
Good Example Pilate
Parade Girl
Princess Marshua Prince John Princequillo Prince Rose
Cosquilla
Not Afraid Count Fleet
Banish Fear
Marshua Nashua Nasrullah
Segula
Emardee Heliopolis
Miss Drummond

ヌレイエフは当馬の項を参照。

母マイダーリングワンは米国で走り8戦5勝。ファンタジーS(米GⅠ)・フェアグラウンズオークス(米GⅢ)を勝ち、ケンタッキーオークス(米GⅠ)でも3着と好走している。マイダーリングワンの子には本馬以外に活躍馬はいないが、本馬の活躍に触発されたようで、不出走だった本馬の半姉ミアカーラ(父ニジンスキー)、2戦未勝利の半姉バーシャ(父チーフズクラウン)、5戦1勝の半妹ソプラニーノ(父シアトリカル)が日本に繁殖牝馬として輸入されている。3頭とも繁殖成績は振るわなかったが、バーシャはベルラップ【ラジオNIKKEI杯京都2歳S(GⅢ)】の祖母となった。本馬の半姉オストラ(父ブラッシンググルーム)の孫にはトネマイ【フランシスコエドゥアルドデパウロマチャド大賞(伯GⅠ)】が、半妹ダーリングフレイム(父カポウティ)の孫にはシャマルウィンド【オークレイプレイト(豪GⅠ)】がいる。マイダーリングワンの母プリンセスマーシュアの全姉コールミーゴッデスの子には、スマッグリー【サンタラリ賞(仏GⅠ)】と、日本で走ったダンツシアトル【宝塚記念(GⅠ)・京阪杯(GⅢ)】の姉弟、曾孫にはサヨウナラ【エンプレス杯(GⅡ)】がいる。プリンセスマーシュアの母マーシュアは、CCAオークス・スカイラヴィルS・セリマSを勝った名牝。→牝系:F16号族③

母父エクスクルシヴネイティヴはアファームドの項を参照。

競走馬引退後

競走馬を引退した本馬は、日本の馬場適性が買われて1997年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りした。初年度は91頭、2年目は78頭、3年目の1999年は82頭の繁殖牝馬を集めた。この1999年には豪州にもシャトルされたが、同年9月、シャトル先の豪州で種付け中に不慮の事故に遭い8歳の若さで他界した。残された産駒は僅か3世代。その中から重賞勝ち馬プレシャスカフェが出て種牡馬入りしたが、初年度に14頭と交配しただけで種牡馬引退となってしまった。

主な産駒一覧

生年

産駒名

勝ち鞍

1999

プレシャスカフェ

CBC賞(GⅡ)・シルクロードS(GⅢ)

TOP