和名:オーサムアゲイン |
英名:Awesome Again |
1994年生 |
牡 |
鹿毛 |
父:デピュティミニスター |
母:プライマルフォース |
母父:ブラッシンググルーム |
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4歳時6戦全勝で史上最高レベルのメンバー構成となったBCクラシックを制した実力を種牡馬としても存分に発揮中 |
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競走成績:3・4歳時に米加で走り通算成績12戦9勝3着2回 |
誕生からデビュー前まで
加国オンタリオ州ニューマーケットにおいて、事業家フランク・ストロナック氏により生産された。1932年にオーストリアで平凡な労働者の息子として生まれたストロナック氏は、世界大恐慌と第二次世界大戦の影響でろくに学校にも通えなかった。第二次世界大戦が終わると母国を去り、22歳時に加国にやってきた。24歳時に自動車部品製造会社を立ち上げると、その会社が徐々に成長し、世界的自動車部品会社マグナ・インターナショナルとなった。その会長となった彼は加国や母国オーストリアの政治家としても活動する名士となった。彼はサッカーや競馬にも興味を持っており、馬主としては既に名牝グローリアスソングの所有者として成功していた。現在では米国有数の馬産団体アデナスプリングスの代表者として、米国競馬界に大きな貢献を果たし続けている。
本馬はストロナックステーブル名義で競走馬となり、1996年のBCクラシックを制したアルファベットスープを手掛けた米国カリフォルニア州のデビッド・ホフマン調教師に預けられた。
競走生活(3歳時)
デビューはかなり遅く、既にケンタッキーダービーもプリークネスSも終わった後の3歳5月にハリウッドパーク競馬場で行われたダート7ハロンの未勝利戦だった。人気はかなり割れており、クリス・マッキャロン騎手鞍上の本馬は単勝オッズ6.4倍ながらも10頭立て5番人気の評価だった。レースでは2~3番手の好位を追走したが、直線でもう一伸びが無く、3馬身半差の3着に敗退。最後方からのひとまくりで勝ったのは、マンノウォーSなどGⅠ競走3勝のディプロマティックジェットの全弟ワンマンアーミーだった。
この11日後にはハリウッドパーク競馬場で行われたダート8.5ハロンの未勝利戦に出走。ここでもマッキャロン騎手とコンビを組み、単勝オッズ1.8倍の1番人気に支持された。そして好スタートから先頭争いを演じると、直線に入ってから後続馬を突き放して、2着トリプルプライズドに6馬身差で圧勝した。
この24日後には加国のダービーに相当する加国産馬限定戦クイーンズプレート(D10F)に参戦。プレートトライアルSを勝ってきたクリプトクローザーが単勝オッズ2.25倍の1番人気に支持され、ストロナック氏の所有馬である本馬、カウボーイコップ、シーシーオンアイスの3頭がカップリングで単勝オッズ4倍の2番人気、コロネーションフューチュリティの勝ち馬ラヴビューが単勝オッズ6.3倍の3番人気となっていた。ペースメーカー役の出走だったらしいシーシーオンアイスがスタートから逃げを打ち、マイク・スミス騎手が騎乗する本馬とカウボーイコップの2頭は揃って馬群の中団後方につけた。そして本馬は三角手前で仕掛けて四角で先頭に立った。直線では後方からクリプトクローザーが追いかけてきたが、最後まで寄せ付けずに、3馬身半差をつけて快勝した。
母国における出走はこの1戦限りで、この後はスミス騎手と共に米国に戻ってジムダンディS(米GⅡ・D9F)に出走した。ドワイヤーSなど3戦無敗のベーレンズ(後にガルフストリームパークH2連覇・オークローンHとGⅠ競走を3勝し、ドバイワールドCでドバイミレニアムの2着している)、ピーターパンS勝ち馬でドワイヤーS3着のバンカーズゴールド、後にヴォスバーグS・シガーマイルH・カーターHとGⅠ競走を3勝する当時3戦無敗のアファームドサクセスといったかなりの有力馬勢が対戦相手となった。ベーレンズが単勝オッズ3.1倍の1番人気で、本馬が単勝オッズ4.05倍の2番人気となった。スタートからアファームドサクセスが逃げを打ち、ドワイヤーSで2着だったグリットマンが2番手、バンカーズゴールドが3番手で、本馬は好位のベーレンズをマークするように馬群の中団後方につけた。向こう正面でベーレンズがじわじわと上がっていったが、本馬はまだ動かず、三角に入ってから満を持してスパート。直線では、アファームドサクセス、グリットマン、ベーレンズ、バンカーズゴールド達を撫で斬りにして、2着グリットマンに3馬身差で勝利を収めた。
次走のトラヴァーズS(米GⅠ・D10F)では、ケンタッキーダービーとプリークネスSを制したシルバーチャームやベルモントS勝ち馬タッチゴールドといったこの年の米国三冠競走の中心馬が不在だった事もあり、勢いが買われた本馬が、前走4着のベーレンズ、アファームドH勝ち馬でスワップスS2着の同父馬デピュティコマンダー、クイーンズプレートS2着後にプリンスオブウェールズSを勝ってきたクリプトクローザーなどを抑えて、単勝オッズ2.45倍の1番人気に支持された。今回はベーレンズと一緒に馬群の中団につけて、共に位置取りを押し上げていった。そして先行して抜け出していたデピュティコマンダー、ベーレンズ、本馬が横一線で直線に入ってきたが、本馬が真っ先に脱落してしまった。レースはデピュティコマンダーが2着ベーレンズを鼻差抑えて勝ち、本馬は前2頭から7馬身も離された3着に敗れた。
5週間後のスーパーダービー(米GⅠ・D10F)ではデピュティコマンダーに加えて、プリークネスSで2着、ケンタッキーダービー・ベルモントS・ハスケル招待Hで3着していたサンタアニタダービー・スワップスS勝ち馬フリーハウスとの顔合わせとなった。フリーハウスが単勝オッズ1.7倍の1番人気、デピュティコマンダーが単勝オッズ3.2倍の2番人気、本馬が単勝オッズ5.3倍の3番人気という、3強ムードとなった。しかし蓋を開けてみればデピュティコマンダーの1強だった。スタートからフリーハウスと競り合ったデピュティコマンダーは、やがてフリーハウスを振り切ってそのまま楽勝してしまった。馬群の中団後方でレースを進めた本馬は直線でまったく伸びず、ばてて最下位に沈んだフリーハウスをかわしただけで、デビュティコマンダーから7馬身半差の5着に敗れた。
そしてこのレース中に負傷したために、3歳時は6戦3勝の成績で休養入りした。なお、この休養中に本馬はパトリック・B・バーン厩舎に転厩している。
競走生活(4歳時)
4歳時は5月にチャーチルダウンズ競馬場で行われたダート8ハロンの一般競走から始動。シェーン・セラーズ騎手を鞍上に、単勝オッズ1.3倍という圧倒的な1番人気に支持された。そしてスタートから不良馬場の中で先頭争いを演じると、四角で後続馬を振り切って独走態勢に入り、そのまま2着デモクラートに7馬身差で圧勝した。
続いて出走したスティーヴンフォスターH(米GⅡ・D9F)では、前年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に選ばれたシルバーチャームとの初対決となった。サンフェルナンドBCS・ストラブS・ドバイワールドCとこの年3連勝中のシルバーチャームが、他馬より12~18ポンドも重い127ポンドのトップハンデながらも単勝オッズ1.4倍という断然の1番人気に支持されており、115ポンドだったオークローンH勝ち馬プレコシティーが単勝オッズ5倍の2番人気、主戦となるパット・デイ騎手と初コンビを組んだ本馬は113ポンドの斤量で単勝オッズ6.9倍の3番人気だった。スタートから本馬とシルバーチャームは共に馬群の好位3~4番手につけていたが、先に仕掛けたシルバーチャームが直線入り口で先頭に立った。しかしシルバーチャームを追って上がってきた本馬がゴール前でシルバーチャームを差し切り、1馬身差で勝利した。勝ちタイム1分48秒61はコースレコードだった。このレースにおける斤量は本馬の方がシルバーチャームより14ポンド軽かったが、3着馬セモランはシルバーチャームから5馬身1/4差も後方であり、本馬が米国トップクラスに肩を並べてきた事を印象付ける結果となった。
次走のホイットニーH(米GⅠ・D9F)では、前走の一般競走を11馬身差で圧勝してきた前年のキングズビショップS勝ち馬テイルオブザキャット、ハッチソンS・フラミンゴS・オハイオダービー・ペンシルヴァニアダービー・ワイドナーH・サバーバンHを勝っていたフリスクミーナウ、ルイジアナダービー・アーカンソーダービーの勝ち馬クリプトスターなどを抑えて、単勝オッズ2.4倍の1番人気に支持された。スタートからテイルオブザキャットが快速を活かして先頭に立ったが、本馬やバンカーズゴールドも先頭争いに加わっていった。バンカーズゴールドがやがて後退していき、テイルオブザキャットと本馬が並んで先頭に入ってきた。そして本馬がここからテイルオブザキャットを引き離し、最後は3馬身差をつけて快勝した。
3週間後のサラトガBCH(米GⅡ・D10F)では、これといった有力な対戦相手がいなかったため、本馬が他馬より6~10ポンド重い120ポンドのトップハンデながらも、単勝オッズ1.25倍という断然の1番人気に支持された。ここでは単勝オッズ11.1倍の2番人気だったジムビームS・クラークH勝ち馬コンチェルトや、単勝オッズ12倍の3番人気馬アーリーウォーニング(後にディスカヴァリーH・クイーンズカウンティH・ギャラントフォックスHを勝っている)を先に行かせて3番手を追走。そのままの態勢で直線に入ると、前の2頭を悠々と抜き去り、2着コンチェルトに3馬身差で勝利した。
秋はBCクラシックを目標としてホーソーン金杯(米GⅢ・D10F)に出走した。ここで骨がある対戦相手はドンHとガルフストリームパークHで2着の実績があったアンルールドくらいであり、本馬が他馬より9~12ポンド重い123ポンドのトップハンデながらも単勝オッズ1.1倍という圧倒的な1番人気に支持され、114ポンドのアンルールドが単勝オッズ6.9倍の2番人気となった。ここでも他馬を先に行かせて本馬は2番手を追走。そして三角で先頭に立つとそのまま押し切って、2着アンルールドに1馬身3/4差で勝利を収めた。
BCクラシック
次走がチャーチルダウンズ競馬場で行われたBCクラシック(米GⅠ・D10F)となった。この年のBCクラシックはブリーダーズカップ史上最高のメンバーと言われたほど出走馬の層が厚かった。前年のBCクラシックを筆頭にジョッキークラブ金杯2回・ハスケル招待H・ウッドバインミリオンS・ドンH・ガルフストリームパークH・ピムリコスペシャルH・ハリウッド金杯・ウッドワードSとGⅠ競走で10勝を挙げていたスキップアウェイ、ドバイの遠征疲れのためか夏場は不調だったが秋になってケンタッキーCクラシックH・グッドウッドBCHと2連勝して復調してきたシルバーチャーム、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスDS2回・コロネーションC・愛チャンピオンS・ドーヴィル大賞などを勝った他にドバイワールドCでシルバーチャームの短頭差2着という実績を持っていたこの年のカルティエ賞最優秀古馬スウェイン、リアルクワイエットの米国三冠達成を鼻差で阻止したベルモントSやアーカンソーダービーの勝ち馬でケンタッキーダービー・プリークネスS・ハスケル招待H・トラヴァーズS2着のヴィクトリーギャロップ、米国三冠競走には不参戦だったがウッドメモリアルS・リヴァリッジS・ドワイヤーS・ハスケル招待H・トラヴァーズSと5連勝を記録していたコロナドズクエスト、前走ファイエットSで2着して復調気配を見せていた前年のベルモントS・ハスケル招待H・レキシントンS勝ち馬タッチゴールド、亜国で亜2000ギニー・ポージャデポトリジョス大賞・亜ダービーとGⅠ競走を3勝した後に米国に移籍してピムリコスペシャルH・ハリウッド金杯・パシフィッククラシックS・サイテーションH・サンアントニオH2回などを勝って一時はスキップアウェイより高い評価を受けていたジェントルメン、スーパーダービー・ファイエットSの勝ち馬アーチ(後に2010年のBCクラシック優勝馬ブレイムの父となる)、欧州から移籍してきてウッドワードSで3着したランニングスタッグ、そして本馬の合計10頭による争いとなった。
前走ジョッキークラブ金杯でまさかの敗戦を喫したものの前年のジョッキークラブ金杯から前々走ウッドワードSまで破竹の9連勝を記録していたスキップアウェイが単勝オッズ2.9倍の1番人気に支持され、シルバーチャームが単勝オッズ3.5倍の2番人気。本馬は同厩同馬主のタッチゴールド、ストロナックステーブルと共同でタッチゴールドを所有していたストーナーサイドステーブルの所有馬コロナドズクエストとの3頭カップリングでようやく単勝オッズ5.7倍の3番人気。スウェインが単勝オッズ7.8倍の4番人気、ヴィクトリーギャロップが単勝オッズ8.5倍の5番人気、ジェントルメンが単勝オッズ9.8倍の6番人気という混戦模様だった。
スタートが切られるとコロナドズクエストが先手を取り、アーチ、スキップアウェイ、シルバーチャーム、スウェインなどがそれを追って先行集団を形成。本馬は先行集団の様子を伺うように馬群から少し離れた後方3番手を追走した。そして後方4番手の位置取りで直線を向いた。直線に入るとスキップアウェイは伸びを欠き、内側で粘るコロナドズクエスト、それに外側から並びかけたシルバーチャーム、そして大外から伸びてきたスウェインの3頭の脚色が良かった。そして最後方からはヴィクトリーギャロップも上がってきて、本馬もヴィクトリーギャロップと叩き合いながら伸びてきた。この2頭の前にはコロナドズクエストとシルバーチャームの2頭がいたのだが、シルバーチャームが大外のスウェイン側に寄ろうとしたために、コロナドズクエストとの間に広い隙間が出来た。そこを本馬はヴィクトリーギャロップと共に突いた。そしてゴール前の大接戦から僅かに抜け出して優勝。本馬から3/4馬身差の2着にシルバーチャーム、さらに首差3着にスウェイン、さらに鼻差4着にゴール前でよれて失速したヴィクトリーギャロップ、さらに1馬身差5着にコロナドズクエストが入り、スキップアウェイはコロナドズクエストから2馬身差の6着に敗れた。
このレースの1週間後に本馬の競走馬引退が発表された。この年6戦全勝の成績を残した本馬だったが、BCクラシックは完敗したとはいえ同年にGⅠ競走を5勝したスキップアウェイの印象には及ばず、エクリプス賞年度代表馬及び最優秀古馬牡馬のタイトルは残念ながら獲得できなかった。しかしこの年の国際クラシフィケーションではインティカブと並んで世界第2位タイの130ポンドの評価(1位はスキップアウェイの131ポンド)を得ており、129ポンドのスウェインや128ポンドのシルバーチャームより高評価だった。獲得賞金総額437万4589ドルは加国産馬としては史上最高記録である。
血統
Deputy Minister | Vice Regent | Northern Dancer | Nearctic | Nearco |
Lady Angela | ||||
Natalma | Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
Victoria Regina | Menetrier | Fair Copy | ||
La Melodie | ||||
Victoriana | Windfields | |||
Iribelle | ||||
Mint Copy | Bunty's Flight | Bunty Lawless | Ladder | |
Mintwina | ||||
Broomflight | Deil | |||
Air Post | ||||
Shakney | Jabneh | Bimelech | ||
Bellesoeur | ||||
Grass Shack | Polynesian | |||
Good Example | ||||
Primal Force | Blushing Groom | Red God | Nasrullah | Nearco |
Mumtaz Begum | ||||
Spring Run | Menow | |||
Boola Brook | ||||
Runaway Bride | Wild Risk | Rialto | ||
Wild Violet | ||||
Aimee | Tudor Minstrel | |||
Emali | ||||
Prime Prospect | Mr. Prospector | Raise a Native | Native Dancer | |
Raise You | ||||
Gold Digger | Nashua | |||
Sequence | ||||
Square Generation | Olden Times | Relic | ||
Djenne | ||||
Chavalon | Count Turf | |||
Blue Eyes |
父デピュティミニスターは当馬の項を参照。
母プライマルフォースも本馬と同様にストロナック氏の所有馬として走り、現役成績は8戦4勝。繁殖牝馬としては優秀で、本馬の半弟マッチョウノ(父ホーリーブル)【BCジュヴェナイル(米GⅠ)・グレイBCS(加GⅠ)・マサチューセッツH(米GⅡ)・ペンシルヴァニアダービー(米GⅢ)】も産んでいる。マッチョウノがエクリプス賞最優秀2歳牡馬に選ばれた2000年には、ケンタッキー州最優秀繁殖牝馬に選出された。2011年に24歳で他界している。なお、プライマルフォースの訃報を伝える記事に、プライマルフォースは複数のブリーダーズカップ勝ち馬を産んだ繁殖牝馬3頭のうちの1頭であると記載されていたが、残り2頭の名前が掲載されていなかったので筆者が探してみたところ、バンクスヒルとインターコンチネンタルの両BCフィリー&メアターフ勝ち馬を産んだハシリ、BCジュヴェナイルフィリーズの勝ち馬スウィートカトマインとBCレディーズクラシックの勝ち馬ライフイズスウィートを産んだスウィートライフの2頭が該当馬だった。母系にはプライマルフォースの母プライムプロスペクトの半姉バックアックの子にノースサイダー【サンタマルガリータ招待H(米GⅠ)・アップルブロッサムH(米GⅠ)・マスケットS(米GⅠ)】が、バックアックの玄孫にアマデウスウルフ【ミドルパークS(英GⅠ)】がいるが、活躍馬がどんどん出ているような優れた牝系というわけではない。→牝系:F1号族⑦
母父ブラッシンググルームは当馬の項を参照。
競走馬引退後
競走馬を引退した本馬はストロナック氏が所有していたアデナスプリングスファームのケンタッキー支部で種牡馬入りした。2004年に産駒のゴーストザッパーがBCクラシックを制覇し、史上初のBCクラシック親子制覇を達成した。同日には産駒のウィルコもBCジュヴェナイルを制覇しており、1日に2頭のブリーダーズカップ勝ち馬を送り出した初のブリーダーズカップ勝ち馬ともなっている。この2頭も含めて産駒はブリーダーズカップで4勝を挙げており、これはブリーダーズカップ勝ち馬としては最多記録である。その一方で米国三冠競走にはなかなか縁が無かったが、2013年にオックスボウがプリークネスSを勝利して、本馬の産駒として初の米国三冠競走勝ち馬となった。
このように好調な種牡馬成績を挙げた本馬の種付け料は種牡馬入り当初の5万ドルから上昇を続け、最高で12万5千ドルに達している。なお、種牡馬として成功する前の2001年には加国競馬の殿堂入りを果たしている。
主な産駒一覧
生年 |
産駒名 |
勝ち鞍 |
2000 |
Awesome Time |
レナードリチャーズS(米GⅢ) |
2000 |
BCクラシック(米GⅠ)・ヴォスバーグS(米GⅠ)・ウッドワードS(米GⅠ)・メトロポリタンH(米GⅠ)・トムフールH(米GⅡ)・フィリップHアイズリンBCH(米GⅢ) |
|
2000 |
Hotstufanthensome |
クリフハンガーH(米GⅢ)・マックディアーミダH(米GⅢ) |
2000 |
Personal Legend |
ターンバックジアラームH(米GⅢ) |
2000 |
Snorter |
バークリーBCH(米GⅢ) |
2000 |
Toccet |
シャンペンS(米GⅠ)・ハリウッドフューチュリティ(米GⅠ)・レムセンS(米GⅡ)・ローレルフューチュリティ(米GⅢ) |
2001 |
Anew |
トゥルーノースH(米GⅡ) |
2001 |
Pink Champagne |
ナタルマS(加GⅢ) |
2001 |
Rumor Has It |
ケンタッキーCターフS(米GⅢ) |
2002 |
Dubai Escapade |
バレリーナBCS(米GⅠ)・ヴァイネリーマディソンS(米GⅡ)・ヴェイグランシーH(米GⅡ) |
2002 |
Round Pond |
BCディスタフ(米GⅠ)・エイコーンS(米GⅠ)・ファンタジーS(米GⅡ)・アゼリBCS(米GⅢ) |
2002 |
Spun Sugar |
アップルブロッサムH(米GⅠ)・ゴーフォーワンドH(米GⅠ)・ブラックアイドスーザンS(米GⅡ) |
2002 |
Wilko |
BCジュヴェナイル(米GⅠ) |
2003 |
Awesome Gem |
ハリウッド金杯(米GⅠ)・サンフェルナンドS(米GⅡ)・ホーソーン金杯(米GⅡ)・ローンスターパークS(米GⅢ)・ロングエイカーズマイルH(米GⅢ)・バークリーH(米GⅢ) |
2003 |
Ginger Punch |
BCディスタフ(米GⅠ)・ゴーフォーワンドH(米GⅠ)2回・ラフィアンH(米GⅠ)・オグデンフィップスH(米GⅠ)・パーソナルエンスンS(米GⅠ)・ファーストフライトH(米GⅡ)・ルイビルBCS(米GⅡ) |
2003 |
Sugar Shake |
サンタマリアH(米GⅠ)・エルエンシノS(米GⅡ)・ターンバックジアラームH(米GⅢ) |
2003 |
Temporary Saint |
エクセルシオールH(米GⅢ) |
2004 |
Daaher |
シガーマイルH(米GⅠ)・ジェロームH(米GⅡ) |
2004 |
Tessa Blue |
インディアナオークス(米GⅢ) |
2005 |
Awesome Chic |
フロリダオークス(米GⅢ) |
2005 |
Spacy Tracy |
トップフライトH(米GⅡ) |
2006 |
Everyday Heroes |
ハーシュジェイコブズS(米GⅢ) |
2006 |
Golden Mystery |
ハリケーンバーティーS(米GⅢ) |
2006 |
Springside |
デモワゼルS(米GⅡ) |
2007 |
Awesome Act |
ゴーサムS(米GⅢ) |
2007 |
サンタアニタH(米GⅠ)3回・グッドウッドS(米GⅠ)・ハリウッド金杯(米GⅠ)2回・オーサムアゲインS(米GⅠ)・パシフィッククラシックS(米GⅠ)・サンアントニオS(米GⅡ)・カリフォルニアンS(米GⅡ)・サンアントニオS(米GⅡ)・チャールズタウンクラシックS(米GⅡ)・ローンスターダービー(米GⅢ)・ネイティヴダイヴァーH(米GⅢ) |
|
2008 |
Awesomemundo |
アレールデュポンディスタフS(米GⅢ) |
2009 |
Paynter |
ハスケル招待S(米GⅠ) |
2010 |
Oxbow |
プリークネスS(米GⅠ)・ルコントS(米GⅢ) |
2011 |
Awesome Baby |
サンタイネスS(米GⅡ)・サンタイザベルS(米GⅢ) |