ディストーテッドユーモア

和名:ディストーテッドユーモア

英名:Distorted Humor

1993年生

栗毛

父:フォーティナイナー

母:ダンチヒズビューティ

母父:ダンチヒ

競走馬としてはGⅠ競走制覇に手が届かなかったが種牡馬として成功し日本に輸入されたフォーティナイナーが米国に残した最良後継種牡馬となる

競走成績:3~5歳時に米で走り通算成績23戦8勝2着5回3着3回

誕生からデビュー前まで

かつてタイプキャストが生を受けた米国ケンタッキー州ナッコルスファームにおいて、同牧場の所有者チャールズ・ナッコルス・ジュニア氏とその家族により生産され、ラッセル・L・レインマン氏の所有馬となり、フィル・グリーブス調教師に預けられた。成長しても体高は15.3ハンドにしかならない小柄な馬だった。

競走生活(3歳時)

3歳2月にガルフストリームパーク競馬場で行われたダート6ハロンの未勝利戦でデビュー。ホセ・サントス騎手が騎乗した本馬は単勝オッズ3倍で10頭立ての2番人気だった。レースでは4~5番手の好位追走から四角で先頭に立ち、やはり好位追走から2着に入った単勝オッズ2倍の1番人気馬ハシドに5馬身半差をつけて快勝した。

このレース後にテキサス州の石油業者プレストン兄弟の馬主団体プレストンウッドファームにより本馬の権利の半分が購入され、、本馬はレインマン氏とプレストンウッドファームの共同所有馬となった。

翌月には同じガルフストリームパーク競馬場で行われたダート7ハロンの一般競走に出走。今回もサントス騎手とコンビを組んだ本馬は、単勝オッズ3.2倍で9頭立ての1番人気に支持された。今回は馬群の中団やや後方からレースを進めたものの、勝負どころにおける反応が悪く、直線入り口4番手からそのまま順位を上げることが出来ず、勝った単勝オッズ3.9倍の3番人気馬アイリッシュコンクエストから5馬身3/4差の4着に敗れた。このレース後に本馬の管理調教師はW・エリオット・ウォルデン師に交代となった。

翌4月にはキーンランド競馬場に向かい、ダート7ハロンの一般競走に出走。ここでもサントス騎手とコンビを組んだ本馬は単勝オッズ5倍で11頭立ての3番人気と、前走より少し評価を下げていた。今回は前走から戦法を一転させ、スタートから押して逃げた。道中は後続との差を確実に維持しながら逃げ続けると、直線に入っても失速せずに押し切り、追い込んで2着に入った単勝オッズ9.3倍の4番人気馬サラトガスコールに2馬身半差をつけて勝利した。

陣営には本馬をケンタッキーダービーを始めとする米国三冠路線に参戦させる意思は無かったようで、その後は短距離路線に向かった。まずは5月にアーリントンパーク競馬場で行われたシェリダンS(GⅢ・D8F)に出走した。シェーン・セラーズ騎手とコンビを組んだ本馬が単勝オッズ2.9倍の1番人気で、ダービートライアルSで3着してきたストームクリークが単勝オッズ3.4倍の2番人気となった。好スタートを切った本馬は今回も逃げを打とうとした。しかし馬場状態が極悪不良馬場であり、それに脚を取られたのか、前走のようにスムーズに逃げを打てずに、他馬に絡まれた。そして三角に入ると失速。後方からのひとまくりで勝ったストームクリークから15馬身半差をつけられた7着と惨敗した。敗因が馬場状態にあったのははっきりしていたため、その後は馬場状態に注意を払いながらレース選択をすることになった。

ひとまずは6月にチャーチルダウンズ競馬場で行われたダート6ハロンの一般競走に出走した。ここではパット・デイ騎手とコンビを組んだ本馬は単勝オッズ1.8倍の1番人気に支持された。今回も好スタートを切った本馬は、無理に先頭に拘らずに2番手を追走。そして四角で先頭に立つとそのまま後続を引き離し、3番手追走から2着に入った単勝オッズ13.6倍の5番人気馬サドンフリングに5馬身差をつけて勝利した。

次走は8月にサラトガ競馬場で行われたスクリーンキングS(D6F)となった。このレースには、リヴァリッジSを勝ちドワイヤーS・ベイショアSで2着していた同父馬ゴールドフィーヴァー、ステークス競走不出走ながら3戦無敗のドクタービカージという2頭の強敵が出走してきて、本馬を含めた3強対決と目された。ゴールドフィーヴァーが単勝オッズ2.15倍の1番人気、ドクタービカージが単勝オッズ3.45倍の2番人気、デイ騎手が騎乗する本馬が単勝オッズ3.95倍の3番人気となった。スタートが切られるとドクタービカージが先頭に立ち、本馬は7頭立ての4番手、ゴールドフィーヴァーは最後方と三者三様の位置取りとなった。そして本馬は四角でドクタービカージに並びかけると直線に入って一気に突き放した。最後は2着ゴールドフィーヴァーに5馬身半差をつけて圧勝した。

その17日後には同じサラトガ競馬場でキングズビショップH(GⅡ・D7F)にデイ騎手鞍上で出走した。ゴールドフィーヴァーに加えて、メトロポリタンH・ブリーダーズフューチュリティ・サンラファエルSの勝ち馬でサンタアニタダービー2着・ベルモントフューチュリティS3着のオナーアンドグローリー、3戦2勝の素質馬イルーシヴクオリティなどが出走してきた。3歳馬の身でメトロポリタンHを勝ったオナーアンドグローリーが123ポンドのトップハンデでも単勝オッズ2倍の1番人気で、115ポンドの本馬が単勝オッズ3.45倍の2番人気、120ポンドのゴールドフィーヴァーが単勝オッズ6.5倍の3番人気、112ポンドのイルーシヴクオリティが単勝オッズ7.3倍の4番人気となった。レースはオナーアンドグローリーが先頭に立って、イルーシヴクオリティがそれに絡み、本馬やゴールドフィーヴァーは離された後方を進む展開となった。そして直線に入っても叩き合うオナーアンドグローリーとイルーシヴクオリティの2頭を、本馬とゴールドフィーヴァーが追撃した。しかしオナーアンドグローリーが競り勝って勝利を収め、イルーシヴクオリティが鼻差2着、本馬はさらに1馬身半差の3着に敗れた。

翌9月にはジェロームH(GⅡ・D8F)に出走。前走で本馬から1馬身差の4着だったゴールドフィーヴァー、シャンペンS2着・ピーターパンS3着のディリジェンス、一般競走を2連勝してきたゴールドトークンなどが主な対戦相手となった。117ポンドのディリジェンスが単勝オッズ3.1倍の1番人気、115ポンドの本馬が単勝オッズ4.55倍の2番人気、113ポンドのゴールドトークンが単勝オッズ5.2倍の3番人気、118ポンドのゴールドフィーヴァーが単勝オッズ6.5倍の4番人気となった。本馬の鞍上は、前走でオナーアンドグローリーに騎乗していたサントス騎手だった。スタートが切られると単勝オッズ18.3倍の8番人気馬ホワイチェンジが先頭に立ち、その直後を本馬とディリジェンスが一緒になって追走した。後方にいたゴールドトークンやゴールドフィーヴァーはいつまで経っても上がってこず、結局はホワイチェンジ、本馬、ディリジェンスの3頭による直線勝負となった。しかし112ポンドの軽量を利したホワイチェンジがまんまと逃げ切ってしまい、本馬は2馬身半差の2着、ディリジェンスはさらに半馬身差の3着と共倒れになってしまった。

その後はキーンランド競馬場に向かい、ファイエットS(GⅡ・D9F)に出走。前年の同競走の勝ち馬でレベルS・クラークHも勝っていたジャッジティーシー、フラミンゴS・ボルチモアBCHの勝ち馬でハスケル招待H・トラヴァーズS2着のピラミッドピーク、ロングエイカーズマイルHの勝ち馬イズイットイングッド、フェアマウントダービーの勝ち馬ストロベリーワインなどが出走してきた。114ポンドのジャッジティーシーが単勝オッズ3.5倍の1番人気、120ポンドのピラミッドピークが単勝オッズ3.6倍の2番人気、114ポンドの本馬が単勝オッズ4.1倍の3番人気、120ポンドのイズイットイングッドが単勝オッズ5.4倍の4番人気、117ポンドのストロベリーワインが単勝オッズ9.2倍の5番人気となった。ここでは本馬にはクレイグ・ペレット騎手が騎乗した。スタートが切られると本馬とイズイットイングッドが同時に飛び出し、そのまま2頭が抜きつ抜かれつの先頭争いを展開。3番手をピラミッドピークが追走してきたが、いつの間にか前2頭と後続馬の差は大きく開き、直線では本馬とイズイットイングッドの完全な一騎打ちとなった。斤量は本馬が6ポンド軽かったため叩き合いになれば有利なはずだったが、イズイットイングッドが競り勝ち、本馬は頭差の2着に敗退。3着ストロベリーワインには4馬身半差をつけていたが、斤量差を考慮すると今ひとつ冴えない結果だった。

その後はNYRAマイルH(GⅠ・D8F)に出走した。さすがに米国下半期のダートマイル王決定戦とあって、かなりの強力メンバーが名を連ねていた。キングズビショップS勝利後にヴォスバーグS2着・BCスプリント3着と好走を続けていたオナーアンドグローリー、ダービートライアルS・スポートページHの勝ち馬ヴァリッドエクスペクテーションズ、フォンテーヌブロー賞・ケンタッキーカップクラシックHの勝ち馬で仏2000ギニー2着のアティキャス、前年のキングズビショップSの勝ち馬トップアカウント、ハッチソンS・ウィザーズS・ケンタッキーカップスプリントS・ローレルフューチュリティの勝ち馬アピーリングスキーヤー、加国三冠競走第2戦プリンスオブウェールズSとキングエドワードBCHの勝ち馬キリダシ、ジェロームH6着後にディスカヴァリーHを勝っていたゴールドフィーヴァー、ジェロームH3着後にスポートページHで2着していたディリジェンスなどが出走してきた。122ポンドのオナーアンドグローリーが単勝オッズ3.3倍の1番人気、117ポンドのヴァリッドエクスペクテーションズが単勝オッズ7.1倍の2番人気、118ポンドのアティキャスが単勝オッズ9.7倍の3番人気、117ポンドのトップアカウントが単勝オッズ10.4倍の4番人気で、114ポンドの本馬は単勝オッズ11.4倍の5番人気だった。

今回はオナーアンドグローリーではなく本馬に騎乗したサントス騎手は、好スタートを切った本馬を抑えて、馬群のちょうど中間につけさせた。このレースは最初の2ハロン通過が21秒66、半マイル通過は43秒84という短距離戦並のハイペースとなり、逃げ先行馬勢は軒並み壊滅したから、サントス騎手の判断は正しかった。そして三角から上がっていこうとしたのだが、本馬よりさらに後方でレースを進めていたトップアカウント、ゴールドフィーヴァー、ディリジェンス達の脚色が良く、本馬より先に直線へと入っていった。この展開で彼等に追いつくのは無理だった。単勝オッズ12.4倍の7番人気だったゴールドフィーヴァーが突き抜けてGⅠ競走タイトルを手中に収め、本馬は5馬身差をつけられた5着に敗退。サントス騎手のペース判断は正しかったが、彼の予想以上にハイペースになったために追い込み馬勢により有利な展開になったのが誤算だった。

3歳時はこれが最後のレースで、この年の成績は10戦4勝、グレード競走勝ちには至らなかった。

競走生活(4歳時)

4歳時は6月にチャーチルダウンズ競馬場で行われたダート6.5ハロンの一般競走から始動した。デイ騎手が騎乗する本馬が単勝オッズ2倍の1番人気で、亜国のGⅠ競走パレルモ大賞の2着馬で米国に移籍してチャーチルダウンズHを勝っていたクリオシートが単勝オッズ2.6倍の2番人気、3年前のホープフルSの勝ち馬でベルモントフューチュリティS3着のワイルドエスカペイドが単勝オッズ6.3倍の3番人気となった。今回の本馬はスタートしてすぐに先頭に立ち、ワイルドエスカペイドに競られながらも先頭を維持し続けた。3番手以降は道中でかなり後方に置き去りにされ、結局は本馬とワイルドエスカペイドの叩き合いで勝敗が決する事になった。斤量は本馬のほうが5ポンド軽かったのだが、それでもワイルドエスカペイドが競り勝ち、本馬は鼻差の2着に敗退。ワイルドエスカペイドの勝ちタイム1分15秒46はコースレコードだったから、本馬もレコード更新級の走りを見せたわけだが、負けは負けだった。

その17日後には同じチャーチルダウンズ競馬場でダート8ハロンの一般競走に出走。今回はセラーズ騎手とコンビを組んだ本馬が単勝オッズ1.7倍の1番人気に支持され、前走で4着に終わっていたクリオシートとフラミンゴSの勝ち馬エルアマンテの2頭が並んで単勝オッズ4.6倍の2番人気となった。今回も本馬はスタートから先頭に立ち、今度はクリオシートが競りかけてくる展開となった。そのままの態勢で直線に入ってきたが、前走と異なるのは、後方からエルアマンテが追い上げてきて3頭三つ巴の勝負となった事だった。3頭とも斤量は全く同じであり、かなり白熱した戦いとなった。いったんはクリオシートが前に出たが、それを本馬が差し返した。しかしゴール直前でエルアマンテに差されてしまい、本馬は鼻差の2着、クリオシートもさらに鼻差の3着に敗退した。

その後はモンマスパーク競馬場に向かい、サルヴェイターマイルH(GⅢ・D8F)に出走した。対戦相手は、前年のNYRAマイルH14着最下位後にコノートCを勝っていたキリダシ、前走ボルチモアBCHで2着してきたワイルドデピュティ、ラウンドテーブルS2着馬スムーズザルートの3頭だけだった。女性騎手ジュリー・クローン騎手とコンビを組んだ本馬が単勝オッズ1.8倍の1番人気、本馬と同じ114ポンドの斤量だったワイルドデピュティが単勝オッズ3.2倍の2番人気、120ポンドを課されたキリダシが単勝オッズ3.7倍の3番人気、113ポンドのスムーズザルートが単勝オッズ10.9倍の最低人気となった。

スタートが切られるとスムーズザルートが先頭に立ち、本馬は直後の2番手を追走。キリダシがそれほど離されていない3番手で、ワイルドデピュティはかなり離れた最後方を追走した。三角で本馬がスムーズザルートをかわして先頭に立ち、そのまま後続を引き離しにかかった。キリダシは既に最後尾に落ちており、本馬を追いかけてきたのはワイルドデピュティのみだった。しかし本馬とワイルドデピュティの差は直線に入っても縮まらなかった。本馬が2着ワイルドデピュティに5馬身半差、3着スムーズザルートにはさらに4馬身1/4差をつけて勝ち、ようやくグレード競走初勝利を挙げた。

そのままモンマスパーク競馬場に留まった本馬は翌8月のフィリップHアイズリンH(GⅡ・D8.5F)に出走した。このレースも前走と同じく対戦相手は3頭だけだった。しかしそのレベルの高さは前走とは比較の対象にならないほどだった。ハスケル招待H・ウッドバインミリオンS・ジョッキークラブ金杯・ブルーグラスS・オハイオダービー・サバーバンH・マサチューセッツHの勝ち馬でプリークネスS・ベルモントS・ドンH・ガルフストリームパークH・ピムリコスペシャルH2着のスキップアウェイ、ドンH・ブルックリンHの勝ち馬でメドウランズCH・ホイットニーH2着のフォーマルゴールドの2頭が含まれていたのである。124ポンドのスキップアウェイが単勝オッズ1.9倍の1番人気、121ポンドのフォーマルゴールドが単勝オッズ2.4倍の2番人気となった。ここではデイ騎手が騎乗した本馬は、115ポンドの軽量と潜在能力が買われて単勝オッズ4.2倍の3番人気と、勝ち目ありと判断されていた。しかしレースは逃げたフォーマルゴールドがそのまま圧勝し、最後方から追い上げたスキップアウェイが5馬身1/4差の2着で、2~3番手を進んだ本馬はさらに2馬身半差の3着。斤量差を考慮すると完敗だったが、これは相手が悪かったかも知れない。

翌9月にはターフウェイパーク競馬場でケンタッキーCクラシックH(GⅢ・D9F)に出走。ガルフストリームパークH・エクリプスH・ドミニオンデイHの勝ち馬でモルソンエクスポートミリオンS・メドウランズCH3着の前年のソヴリン賞年度代表馬マウントササフラ、ボルチモアBCH2着・クラークH3着のクーダルジャン、前年のウッドバインミリオンS3着馬ステファノティス、前々走コーンハスカーHの勝ち馬セモランなどが対戦相手となった。114ポンドのクーダルジャンが単勝オッズ2.7倍の1番人気、116ポンドの本馬が単勝オッズ2.8倍の2番人気、118ポンドのステファノティスと115ポンドのマウントササフラのカップリングが単勝オッズ4.3倍の3番人気、116ポンドのセモランが単勝オッズ8.7倍の4番人気となった。スタートが切られるとセモランが先頭に立ち、デイ騎手騎乗の本馬、ステファノティス、マウントササフラなどがそれを追って先行した。そして直線に入ると、逃げるセモランに本馬が並びかけて叩き合いに持ち込んだ。いったんは本馬が前に出る場面もあったが、ここでデイ騎手が鞭を落としてしまい、本馬を十分に追えなくなってしまった。そしてセモランに差し返されて、1馬身差の2着に敗れた。この後に体調を崩して長期休養入りし、4歳時は5戦1勝の成績に留まった。

競走生活(5歳時)

5歳時は3月にフェアグラウンズ競馬場で行われたペレテリBCH(D6F)から始動した。このレースには、一昨年に加国最大の競走クイーンズプレートを勝ち前年にはヴォスバーグS・コモンウェルスBCSも勝っていたヴィクタークーリーという実力馬が出走していた。121ポンドのヴィクタークーリーが単勝オッズ2.4倍の1番人気、117ポンドで斤量2位の本馬が単勝オッズ2.8倍の2番人気となった。ここではエイバル・コア騎手とコンビを組んだ本馬だったが、スタートで後手を踏んだために、積極的に先行せずに馬群の好位を追走した。しかし勝負どころで反応が悪く、ゴール前でようやく追い上げるも、勝ったヴィクタークーリーから2馬身差の4着に終わった。

その後はキーンランド競馬場に向かい、4月のコモンウェルスBCS(GⅡ・D7F)に出走した。対戦相手は、ヴィクタークーリー、前年の一般競走で本馬を破った直後に長期休養に追い込まれてこれが復帰3戦目だったエルアマンテ、一昨年の一般競走で本馬を破った後に地道に走り続けて前走ガルフストリームパークBCスプリントCSで2着してきたアイリッシュコンクエスト、前年のガルフストリームパークBCスプリントCSの勝ち馬フリスコビュー、ケンタッキーカップスプリントSの勝ち馬パートナーズヒーローなどだった。121ポンドのヴィクタークーリーが単勝オッズ3.1倍の1番人気、119ポンドの本馬が単勝オッズ4.4倍の2番人気、114ポンドのエルアマンテが単勝オッズ5.2倍の3番人気、いずれも114ポンドのアイリッシュコンクエストとフリスコビューが並んで単勝オッズ7倍の4番人気となった。本馬の鞍上は初コンビとなるゲイリー・スティーヴンス騎手だった。スタートが切られると単勝オッズ36.7倍の7番人気馬プリンスオブマウントが先頭に立ち、本馬が1~2馬身ほど後方の2番手を追走した。そして三角で先頭に立つと、そのまま直線に入ってきた。1番人気のヴィクタークーリーは最後方に沈んだままであり、本馬を追いかけてきたのはエルアマンテだった。しかし本馬が押し切り、2着エルアマンテに2馬身差をつけて、1分20秒5のコースレコードを計時して勝利した。

翌月にはやはりスティーヴンス騎手とコンビを組んで、チャーチルダウンズH(GⅡ・D7F)に出走。対戦相手は、エルアマンテ、前走3着のパートナーズヒーロー、同8着最下位のヴィクタークーリー、ビングクロスビーHの勝ち馬で前々走サンカルロスH2着・前走ポトレログランデBCH3着のゴールドランドなどだった。119ポンドの本馬が単勝オッズ2.4倍の1番人気、116ポンドのゴールドランドが単勝オッズ4倍の2番人気、113ポンドのエルアマンテが単勝オッズ5.2倍の3番人気、120ポンドのヴィクタークーリーが単勝オッズ7.8倍の4番人気、115ポンドのパートナーズヒーローが単勝オッズ8.1倍の5番人気となった。スタートが切られると単勝オッズ25.5倍の最低人気馬スウィフトアプレイザルが先頭に立ったが、本馬が競りかけて2頭で先頭争いを展開。三角手前でスウィフトアプレイザルを振り払って単独先頭に立つと、後続との差を維持したまま直線へと入ってきた。そして直線でも後続馬を寄せ付けず、2着ゴールドランドに3馬身1/4差をつけて、1分21秒18のコースレコードで勝利を収めた。

そして同月末には2度目のGⅠ競走となるメトロポリタンH(GⅠ・D8F)に、スティーヴンス騎手と共に参戦した。対戦相手は、前走カーターHを勝ってきたイリノイダービーの勝ち馬ワイルドラッシュ、ハッチソンS・オハイオダービー・フラミンゴS・ペンシルヴァニアダービー・ワイドナーHの勝ち馬で前走オークローンH2着のフリスクミーナウ、ウエストチェスターHの勝ち馬で前年のジョッキークラブ金杯3着のワゴンリミット、ピーターパンSの勝ち馬で前走カーターH2着のバンカーズゴールド、一昨年のキングズビショップH2着後に一般競走を5勝していたがグレード競走の勝ちは未だ無かったイルーシヴクオリティなどだった。121ポンドのトップハンデを課された本馬が単勝オッズ2.25倍の1番人気、119ポンドのワイルドラッシュが単勝オッズ5.7倍の2番人気、117ポンドのフリスクミーナウが単勝オッズ6.5倍の3番人気、115ポンドのワゴンリミットが単勝オッズ8.4倍の4番人気、115ポンドのバンカーズゴールドが単勝オッズ11.5倍の5番人気となった。

ところが一昨年のシェリダンSで惨敗して以来、ひたすら良馬場のレースのみを選んで走ってきた本馬だったが、このレースは重馬場となってしまっていた。この段階に至って馬場状態を理由に回避するわけにもいかず出走したが、レースでは好スタートを切るもやはり行き脚があまり良くなく、9頭立ての4~5番手を進むことになった。三角でいったんは3番手まで押し上げたものの、直線に入ると伸びを欠いて順位を落とし、逃げ切ったワイルドラッシュから8馬身1/4差をつけられた5着に敗退。GⅠ競走制覇の絶好の機会だったが、馬場状態に阻まれてしまった。

その後はしばらくレースに出ず、次走は9月のヴォスバーグS(GⅠ・D7F)となった。対戦相手は、前走フォアゴーHを勝って勢いに乗るフランクJドフランシス記念ダッシュS2着馬アファームドサクセス、フランクJドフランシス記念ダッシュS・フォレストヒルズH・アフィナミナンH・トレモントS・サンフォードS・ボールドルーラーH・フィンガーレイクスBCSの勝ち馬ケリーキップ、前年のキングズビショップSの勝ち馬で前年のヴォスバーグSでは3着だったテイルオブザキャット、メトロポリタンH2着後にトムフールHを勝っていたバンカーズゴールド、ガルフストリームパークBCスプリントCSなど4連勝中のレアロック、サルヴェイターマイルH・フィリップHアイズリンHで連続2着してきたストーミンフィーヴァーの計6頭だった。アファームドサクセスが単勝オッズ2.75倍の1番人気、ジョン・ヴェラスケス騎手が騎乗する本馬が単勝オッズ5倍の2番人気、ケリーキップが単勝オッズ5.6倍の3番人気、テイルオブザキャットが単勝オッズ6.5倍の4番人気、バンカーズゴールドが単勝オッズ8.3倍の5番人気となった。レースは出走7頭がほぼ固まって進み、本馬のその中ではやや後方にいた。しかしそれでも無理をして付いていっていたらしく、三角に入った辺りから徐々に遅れ始めた。結局は2番手から抜け出したアファームドサクセスが勝利を収め、本馬は11馬身差をつけられた6着と大敗した。

その後はキーンランド競馬場に向かい、10月のフェニックスBCS(D6F)に、セラーズ騎手とコンビを組んで出走した。対戦相手は、前走で7着最下位に終わっていたレアロック、一昨年のファイエットS4着後にボルチモアBCHの2連覇を飾っていたピラミッドピーク、チャーチルダウンズHで本馬の4着に敗れた後にトムフールH・フランクJドフランシス記念ダッシュSで3着していたパートナーズヒーロー、パロスヴェルデスH・カウントフリートスプリントHの勝ち馬でマリブS3着のハイステークスプレイヤーなど5頭だった。126ポンドの本馬が単勝オッズ2.9倍の1番人気、117ポンドのピラミッドピークが単勝オッズ3.1倍の2番人気、123ポンドのレアロックが単勝オッズ4.4倍の3番人気、123ポンドのハイステークスプレイヤーが単勝オッズ4.7倍の4番人気、117ポンドのパートナーズヒーローが単勝オッズ11.6倍の5番人気となった。スタートが切られるとピラミッドピークが先頭に立ち、本馬はピラミッドピークからそれほど離されていない4番手を進んだ。しかし三角から四角にかけての反応が非常に悪く、直線入り口では最後尾まで落ちていた。ここから最低人気馬ワンスアセーラーをかわしただけで、最後方からのまくりで勝ったパートナーズヒーローから8馬身差の5着に敗れた。

次走は翌11月にチャーチルダウンズ競馬場で行われたアクアクH(GⅢ・D7.5F)となった。前走3着のハイステークスプレイヤー、ベルエアH・ブラワードHの勝ち馬でパシフィッククラシックS3着のクラフティフレンド、7戦5勝3着2回のテイクノートオブミー、テキサスマイルSの勝ち馬リトルビットライヴリー、カウントフリートスプリントHの勝ち馬チンディの計5頭が出走してきた。対戦相手のレベルは前走と同程度だった。118ポンドのハイステークスプレイヤーが単勝オッズ3.5倍の1番人気、120ポンドの本馬が単勝オッズ3.9倍の2番人気、114ポンドのテイクノートオブミーが単勝オッズ4.9倍の3番人気、116ポンドのリトルビットライヴリーが単勝オッズ5.2倍の4番人気、113ポンドのクラフティフレンドが単勝オッズ5.5倍の5番人気となり、相当な混戦模様だった。このレースではカルヴィン・ボレル騎手が本馬に騎乗した。スタートが切られるとクラフティフレンドが先頭に立ち、ハイステークスプレイヤーが直後の2番手で、本馬はそれから2馬身ほど離れた3番手を進んだ。そして三角で仕掛けて、直線入り口で先頭のクラフティフレンドに並びかけた。ここから2頭の叩き合いが始まったが、7ポンド斤量が重い本馬が完全に競り勝ち、2着クラフティフレンドに1馬身3/4差をつけて勝利した。

その後はNYRAマイルHから名称を変えたシガーマイルH(GⅠ・D8F)に向かい、最後のGⅠ競走獲りの機会に臨んだ。対戦相手は、ハスケル招待H・トラヴァーズS・カウディンS・レムセンS・ウッドメモリアルS・リヴァリッジS・ドワイヤーS・ナシュアSの勝ち馬コロナドズクエスト、ヴォスバーグS2着後にスポートページHを勝っていたストーミンフィーヴァー、ヴォスバーグS勝利後に出走したBCスプリントでは6着だったアファームドサクセス、ブラワードH・エクセルシオールBCHの勝ち馬でドンH・メドウランズCH3着のサーベア、フェニックスBCS2着から直行してきたピラミッドピークなどだった。121ポンドのコロナドズクエストが単勝オッズ1.85倍の1番人気、116ポンドのストーミンフィーヴァーが単勝オッズ4.35倍の2番人気、119ポンドのアファームドサクセスが単勝オッズ4.7倍の3番人気、116ポンドのサーベアが単勝オッズ9.5倍の4番人気で、116ポンドの本馬は単勝オッズ24倍の5番人気と、上位人気馬からは大きく水をあけられていた。

本馬の現役最後のレースのパートナーは、ルネ・ダグラス騎手だった。スタートが切られると、ストーミンフィーヴァーを先頭に出走8頭中7頭が先行集団を形成。本馬はその集団の中では後方の位置取りだった。向こう正面でピラミッドピークが脱落した以外はこの団子状態に変化は無く、そのままの状態で直線に入ってきた。馬群の後方にいた本馬は進路を求めて右に左に文字通り右往左往しながらも順位は上げてきた。しかし直線入り口では馬群の前目にいたサーベアとアファームドサクセスの2頭には届かず、勝ったサーベアから2馬身差の3着に敗退。もう少しスムーズに直線を走れていればと惜しまれる内容だった。

このレースを最後に5歳時8戦3勝の成績で競走馬を引退。最後までGⅠ競走制覇には手が届かなかった。

血統

フォーティナイナー Mr. Prospector Raise a Native Native Dancer Polynesian
Geisha
Raise You Case Ace
Lady Glory
Gold Digger Nashua Nasrullah
Segula
Sequence Count Fleet
Miss Dogwood
File Tom Rolfe Ribot Tenerani
Romanella
Pocahontas Roman
How
Continue Double Jay Balladier
Broomshot
Courtesy Nasrullah
Highway Code
Danzig's Beauty Danzig Northern Dancer Nearctic Nearco
Lady Angela
Natalma Native Dancer
Almahmoud
Pas de Nom Admiral's Voyage Crafty Admiral
Olympia Lou
Petitioner Petition
Steady Aim
Sweetest Chant Mr. Leader Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Jolie Deja Djeddah
Bellesoeur
Gay Sonnet Sailor Eight Thirty
Flota
Gay Rig Turn-to
Pandora

フォーティナイナーは当馬の項を参照。

母ダンチヒズビューティは現役時代8戦3勝。ガーデニアS(米GⅡ)を勝ち、エイコーンS(米GⅠ)で2着している。本馬以外にグレード競走の勝ち馬はいないが、2006年に疝痛のため19歳で他界するまでに8頭の子を産み、うち6頭が勝ち上がっている(本馬は2番子)。本馬の半妹ダンチヒズドリーマー(父ルビアノ)の子にリアムズドリーム【シケーダS(米GⅢ)】がいる。ダンチヒズビューティの母スウィーテストチャントは、アーリントンメイトロンH(米GⅡ)・オーキッドH(米GⅡ)・アーリントンオークス・スマートデブH・ミスティアイルH・ランパートH・ストローズHを勝つなど40戦12勝の成績を挙げた。スウィーテストチャントの半妹リジューの子にはネバーリトリート【ファーストレディS(米GⅠ)】がいる。スウィーテストチャントの祖母ゲイリグの半妹ヴィクトリーヌの牝系子孫には、シャープベル【モンマスオークス(米GⅠ)】、サーハリールイス【愛ダービー(愛GⅠ)】、ウェイトアホワイル【アメリカンオークス(米GⅠ)・イエローリボンS(米GⅠ)2回】、ルッキンアットラッキー【プリークネスS(米GⅠ)・デルマーフューチュリティ(米GⅠ)・ノーフォークS(米GⅠ)・キャッシュコールフューチュリティ(米GⅠ)・ハスケル招待S(米GⅠ)】、日本で走ったチョウカイキャロル【優駿牝馬(GⅠ)】などがいる。ゲイリグの曾祖母ネクタリンは米国の大種牡馬ブルリーの全姉。→牝系:F9号族②

母父ダンチヒは当馬の項を参照。

競走馬引退後

競走馬を引退した本馬は、豪州ヴィクトリア州グランドロッジスタッドにより1万2千ドルで購入され、豪州で種牡馬生活を開始した。しかし供用僅か2年で米国に戻り、プレストンウッドファームから名前を変えたウィンスターファームで種牡馬生活を続けた。

米国における初年度産駒が2歳戦から活躍し、2002年の新種牡馬ランキング1位となった。翌2003年にはファニーサイドがケンタッキーダービー・プリークネスSを勝利する活躍を見せ、本馬の種牡馬人気は沸騰。米国供用開始当時の種付け料は2千ドルだったが、最盛期の2008年には種付け料が30万ドルに達した。これはエーピーインディストームキャットといった米国でも屈指の大種牡馬に比肩する額だった。

北米種牡馬ランキングは2005年の2位が最高(2007年に北米首位種牡馬を獲得したとする日本の資料があるが、海外の資料には無い)だが、毎年のように順調に活躍馬を送り出し、2011年には産駒のステークスウイナー数が100頭を突破。2015年現在では130頭以上に達している。2015年に22歳となったが、現在でもウィンスターファームの中心的種牡馬として活躍している。さすがに高齢のため種付け料は下がっているが、それでも10万ドルという高額である。なお、豪州に残してきた産駒も93頭中74頭が勝ち上がるという好成績を収め、GⅠ競走の勝ち馬も複数輩出している。

主な産駒一覧

生年

産駒名

勝ち鞍

2000

Awesome Humor

スピナウェイS(米GⅠ)・アディロンダックS(米GⅡ)・チャーチルダウンズデビュータントS(米GⅢ)・インディアナBCオークス(米GⅢ)

2000

Funny Cide

ケンタッキーダービー(米GⅠ)・プリークネスS(米GⅠ)・ジョッキークラブ金杯(米GⅠ)・エクセルシオールBCH(米GⅢ)・ドミニオンデイS(加GⅢ)

2000

Go Rockin' Robin

ピーターパンS(米GⅡ)

2000

Humorous Lady

アスタリタS(米GⅡ)

2000

Rinky Dink

オーストラレイシアンオークス(豪GⅠ)

2000

Sensibly Chic

ヴェイグランシーH(米GⅡ)

2001

Commentator

ホイットニーH(米GⅠ)2回・リヒタースケールスプリントCS(米GⅡ)

2001

Fourty Niners Son

クレメントLハーシュ記念ターフCSS(米GⅠ)・サンルイレイH(米GⅡ)

2001

Like It Is

サンラインS(豪GⅡ)・メイトロンS(豪GⅢ)・豪エクリプスS(豪GⅢ)・イースターC(豪GⅢ)

2001

The Nth Degree

シェイカータウンS(米GⅢ)

2002

Flower Alley

トラヴァーズS(米GⅠ)・レーンズエンドS(米GⅡ)・ジムダンディS(米GⅡ)・サルヴェイターマイルS(米GⅢ)

2002

It's No Joke

ホーソーン金杯(米GⅡ)・アクアクH(米GⅢ)

2003

Hystericalady

ヒューマナディスタフS(米GⅠ)・ハリウッドオークス(米GⅡ)・モリーピッチャーBCH(米GⅡ)2回・フルールドリスH(米GⅡ)・デラウェアH(米GⅡ)・アゼリS(米GⅢ)

2003

Original Spin

アーリントンワシントンBCラッシーS(米GⅢ)

2003

Sharp Humor

スウェイルS(米GⅡ)

2004

Any Given Saturday

ハスケル招待H(米GⅠ)・ドワイヤーS(米GⅡ)・ブルックリンH(米GⅡ)

2004

Bit of Whimsy

クイーンエリザベスⅡ世CCS(米GⅠ)・ミセスリヴィアS(米GⅡ)・サンズポイントS(米GⅢ)

2004

Change Up

ポカホンタスS(米GⅢ)

2004

Cowtown Cat

イリノイダービー(米GⅡ)・ゴーサムS(米GⅢ)

2004

Gaudeamus

デビュータントS(愛GⅡ)

2004

Got The Last Laugh

アーリントンワシントンフューチュリティ(米GⅢ)

2005

Justenuffhumor

フォースターデイヴH(米GⅡ)・バーナードバルークH(米GⅡ)

2005

Z Humor

デルタジャックポットS(米GⅢ)

2006

Regal Ransom

UAEダービー(首GⅡ)・スーパーダービー(米GⅡ)

2006

Witty

レイルバードS(米GⅢ)

2006

エーシンクールディ

秋桜賞(SPⅠ)・笠松グランプリ(SPⅠ)2回・くろゆり賞(SPⅠ)・読売レディス杯(金沢)2回・兵庫サマークイーン賞(園田)・サマーC(SPⅢ)

2007

Boisterous

マンノウォーS(米GⅠ)・レッドスミスH(米GⅡ)2回・モンマスS(米GⅡ)・ニッカボッカーS(米GⅢ)2回・フォートマーシーS(米GⅢ)

2007

Colizeo

ノーザンダンサーS(米GⅢ)

2007

Do It All

ザビールマイル(首GⅡ)

2007

Drosselmeyer

ベルモントS(米GⅠ)・BCクラシック(米GⅠ)

2007

Endorsement

サンランドダービー(米GⅢ)・テキサスマイルS(米GⅢ)

2007

Unbridled Humor

ノーブルダムゼルS(米GⅢ)

2008

Alternation

ピーターパンS(米GⅡ)・オークローンH(米GⅡ)・レイザーバックH(米GⅢ)・ピムリコスペシャルS(米GⅢ)

2008

Brethren

サムFデーヴィスS(米GⅢ)

2008

Fire With Fire

サンルイレイS(米GⅡ)・チャールズウィッティンガムS(米GⅡ)

2008

Machen

ダービートライアルS(米GⅢ)

2008

Pathfork

愛ナショナルS(愛GⅠ)・愛フューチュリティS(愛GⅡ)

2008

Radharcnafarraige

フィリーズスプリントS(愛GⅢ)・バリーオーガンS(愛GⅢ)

2008

Savvy Supreme

モンマスオークス(米GⅢ)

2008

Slow Pace

ラクープ(仏GⅢ)

2009

Aesop's Fables

ジャンプラ賞(仏GⅠ)

2009

Dramedy

エルクホーンS(米GⅢ)

2009

Jimmy Creed

マリブS(米GⅠ)・ポトレログランデS(米GⅡ)

2009

Laugh Track

ヴィジルS(加GⅢ)

2009

Second City

ブリティッシュコロンビアダービー(加GⅢ)

2009

Shumoos

サイレニアS(英GⅢ)

2009

Surfer

マクトゥームチャレンジR1(首GⅡ)

2010

Hillaby

ベッサラビアンS(加GⅡ)

2010

Matrooh

ボールドルーラーH(米GⅢ)

2011

Hoop of Colour

サンタアナS(米GⅡ)

2011

House Rules

ランパートS(米GⅢ)・トップフライトH(米GⅢ)

2011

Ironicus

ディキシーS(米GⅡ)・バーナードバルークH(米GⅡ)

2012

Cursory Glance

モイグレアスタッドS(愛GⅠ)・アルバニーS(英GⅢ)

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